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2009.02.24

世界人権宣言60周年に向けたとりくみ・あれこれ
(No.16そして最終)

 今年の国連人権賞は6人の個人と1つの団体に贈られることになりました。

 6人に含まれるのは、昨年12月に暗殺された元パキスタン首相の故ベナジル・ブットさん、前国連人権高等弁務官のルイス・アルブールさん、コンゴ民主共和国で病院を開き、連日、深刻な性暴力の被害女性の治療にあたっているデニス・ムクゥエジさん(アフリカでは紛争時、相手を威嚇する武器として女性への性暴力を使うことが蔓延しています)、ブラジルのアナプ地域で土地をもたない貧しい先住民族の権利のために、殺しの脅しにも屈せず40年近く闘かったカトリックシスターの故ドロシー・スタンさん(2005年殺害されました)、ジャマイカで人権NGOを設立して活動しているキャロライン・ゴメスさん、アメリカの元司法長官であり著名な人権擁護家のラムゼイ・クラークさんです。団体はニューヨークに本拠をもつヒューマンライツ・ウォッチが選ばれました。

 人権賞は12月10日、国連総会の場で授与されます。


 今年、国連は60周年記念として人権ポスターのコンテストを行いました。世界の美術を学ぶ学生によびかけたこのコンテストは、人権に関わる6つの主要なテーマ<文化・尊厳と正義・開発・環境・ジェンダー・参加>について、学生たちがそれぞれの想いをアートに表現しました。20カ国200人以上の学生が応募し、各テーマ一人づつ6人か選ばれました。

文化 文化は貴重でありアイデンティティの中核をなします。誰も他者の文化を支配したり抹消できないし、自分たちの文化を他者に押しつけることはできません。


Alex Castiglioni(イタリア)作

環境 この60年で環境は大きく悪化しました。環境に変化をもたらすことは人権を享有する人間の力に大きな影響をもたらしました。



Federica Crippa(イタリア)作

尊厳と正義 非差別と平等は正義を普く実現する努力と人間の尊厳の認知なくして実現しません。



Ivana Brajdic(オランダ)作

ジェンダー ジェンダー平等は女性問題ではありません。男女の間の等しい権利、責任そして機会であり、それぞれが全面的に関わるべき課題です。


Nick Rute(オランダ)作

開発 貧困は人間および社会がもつ可能性の全開を損なう大きな要素となっています。その克服には国および国際レベルでの努力が求められます。


Tamara Ana Mayoral(アイルランド)作

参加 どこに住んでいようと、その社会の生活に全面的に参加することは私たちの基本的な権利の一つです。


Andreas Silva(ウルグァイ)作

これら作品は国連人権高等弁務官事務所のウェブサイでフルカラーで見ることができます。お楽しみください


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