温古知新─松本精神を基礎に!戦後民主主義は天皇制民主主義で、法律の公布、国会の召集等天皇なくして成り立たない政治構造になっている。だが天皇こそ差別の元凶である。
今、『日の丸、君が代』強制で天皇制を強化して戦争への道を歩みつつある。かつて水平社が皇国皇民・大政翼賛運動に加担した痛恨を教訓にして、沖縄の反基地闘争、吉野川可動堰反対運動のように大衆に依拠して、紅(反権力の思想性)・専(科学的専門性)・民(民衆の力)の三結合を志向するリーダーの姿勢が重要だ。松本治一郎の『貴族あれば、賤族あり』『不可侵、不可被侵』の人権思想の主体性の確立こそ急務であると全体状況が報告された。