連続講座の第四回目は、実際にテレビ局でお仕事をしておられる三国章さんと杉本真一さんにお話を伺いました。テレビ番組が制作されていくしくみをいくらかでも学習することで、今後の教材作成に役立てようと考えての内容でしたが、興味深い話で大変参考になりました。7月28日にもテレビ局の三国章さんに来ていただいてお話を伺います。関心のある方はふるってご参加ください。
お話の概要 「メディア・リテラシーの思想というか『構え方』については、森田先生からお聞きになってすでにお知りだと思います。メディア・リテラシーというのは、本来視聴者の方にとって必要なことであろうと思います。高校部会ではメディア・リテラシーの学習をしておられると聞いています。その参考になるかどうかわかりませんが、今日は、製作者はどのようにして情報をお送りしているかについてお話したいと思います。」
(参加者からの質問も交えて、その後さまざまなお話をしていただきました。)
森田 英嗣さん(大阪教育大学)のお話から
放送局のひとが教育関係者に対してお話ししていただくことは貴重です。
アメリカでは、視聴者が台本も含めて繰り返し見ることができるようになっていたりします。放送の場合、インパクトがあるのだけれども、それらを図書館などで見ることができない。台本を読むといったことができません。
子どもたちは、台本がどうか書かれているか、制作はどうなっているのか、といったことを知っておくことが必要だと思います。それは放送局の人たちがいないとできないのです。われわれは教材をつくろうとの企画もあるので、そこにも来ていただければと思います。ほんとうはどうなんだろうと言うとよくわからなかったりするのです。いろいろなところで現場の話が聞けたらと思います。
参加者の感想文より抜粋
放送体制、体系のあり方の全体像がよくわかる内容だった。報道のあり方については、もっと時間をとって全体像がわかるような話をしていただきたい。時間的には2時間ではきついような気もする。 現場の方のお話を伺えて誠にありがとうございました。懇切丁寧にご回答、ご講演いただいたことにも、深く感謝いたしております。
テレビ局の人のお話についてとってもおもしろいと思いました。番組の作り方とCMのことはメディア・リテラシーの一つの大事なことですので子どもたちにそのことを教えなければなりませんと思います。 放送番組がどのように制作されているのか見えない部分であったのですが、そのあたりがわかり参考になりました。参加するのが初めてなのでまだ部会の全体像がわからない部分が多いのですが、次回も是非参加したいと思います。
個人的には、社会学部でマスメディアもサブメジャーの一つでした。その関係でおもしろい話でしたし、ためになりました。放送局へ見学にいきたくなりました。 初めて参加させていただきました。こういうお話はなかなかきけないのだろうと思いながらきかせていただきました。中学校でメディアリテラシーという分野にとりくめたらという問題意識で、まず情報収集というか勉強したいと思って参加しています。(私自身の知っていきたいポイントというのがまだしぼれていませんが)
現場の生の声として聞かせてもらえて入り口の話とはいいながら興味深いものがあった。次にテレビを買うときはD端子つきにします。 非常に説明がわかりやすかった。著作権のことについてもう少し詳しいお話を聞かせていただけたらありがたいです。