ワークショップを以下のような内容で行った。
広告のテクニックを知る。
クローズ・アップ、音響効果、特殊なライティング、”おまけ”をつける、製品を幸せそうな人と一緒に見せる、音楽や歌と一緒に見せる、魅力的な人びとがその製品を使っているところを見せる、有名な人びとがその製品について話しているところを見せる、近くにだれもいない状態で製品を見せる、「電池は含まれていません」など文字情報を提示する、ユーモア・親しみやすさ・おそれなどの感情表現を行う。
広告の主張の種類と例を知る。
証人推奨型、転換型、平凡口調型、時流型、スノッブ型、事実立証型、恐怖型、反復型、科学型、曖昧型、等に類型化できる。
日本で放送されているコマーシャルを視聴する。
「テレビCMを解読するワークシート」に記入。
商品、ターゲット、スタイル、テクニック、その他感じたこと
テレビCMを制作してみる。
商品名、キャッチ・フレーズ、ターゲット、流す時間帯、CMの長さ、出演タレント、ロケーションの有無またその場所、オーディオ、その他の売り企画 をはっきりさせながらつくる。
広告の送り手と受け手の両方の立場からそれぞれつくってみると、どのような違いが出てくるかを点検してみるということもできる。
まとめ
テレビCMは、様々なテクニックを駆使して大変な資金をかけて制作されている。CMにはターゲットと売るための戦略があることを知ることができた。このワークショップは単に参加者がメディアリテラシーについて学ぶといったことの為に実施したものではなくて、高校生に対する教材として今回のワークショップが有効であるかどうかという視点で検討してほしい。今後もいくつかのワークショップを提示しながら、秋には高校生の為のメディアリテラシープログラムー教材事例集ーもまとめていく予定をしている。(N.T)