五月二十八日、大阪の部落史委員会の企画委員会が、各時代別担当の歴史研究者、大阪府市長会、大阪府、大阪市、部落解放・人権研究所の参加のなか、部落解放センターにおいて開かれた。
まず友永健三部落解放・人権研究所所長の司会で、上田正昭大阪の部落史委員会委員長より、昨年度に発刊された『大阪の部落史』第七巻(史料編 現代1)のもつ意義が述べられ、引き続き本年度も第八巻(史料編 現代2)の編纂に向けて努力していく必要があるとの挨拶があった。
続いて事務局より、史料の収集状況、諸会議の開催状況、「大阪の部落史通信」の発行、一九九九年度決算、などが報告され、二〇〇〇年度の予算が承認された。
次に古代−井上満郎(京都産業大学)、中世−布引敏雄(大阪明浄大学)、近世−寺木伸明(桃山学院大学)、近代−秋定嘉和(池坊短期大学)の各企画委員より、昨年度の取組みの内容とこれからの課題について報告があった。
そして、現代編担当の渡辺俊雄企画委員より、二〇〇〇年度に発刊予定である第八巻(史料編 現代2)の概要が提示され、活発な意見の交換が行われた。
最後に、村越末男部落解放・人権研究所理事長の挨拶で、企画委員会を閉会した。