2月28日の「大阪における解放教育のあり方」研究会では、赤尾先生、鍋島先生より上記のテーマで報告をいただいた。以下は、その報告の概要である。
報告1では、教育の全般的状況、教育課程の改革、高校入試改革、高校改革、完全学校5日制、教育の国際化・情報化、教員採用方法、新しい学校像など多岐にわたって、その現状と問題点を簡潔に整理し報告いただいた。
その中のいくつかに絞って紹介すると、(1)教育改革を議論する際には、生涯学習、学校5日制、新学力観のそれぞれを別個にではなく、生涯学習論を土台にこの3つを関連的に議論していくこと、(2)学校5日制を、量的な問題ではなく、質的な変化を求めるものとしてとらえること、(3)保護者・子どもが学校を選ぶ時代、個性的なカリキュラムを子どもが選ぶ時代へと移行していく中で、学校はどんな学力を子どもたちに保障していくかが問われていること、(4)今後、学校教育と社会教育とを結んだ教育実践がますます求められていくであろうということ、等々である。
報告2