調査研究

各種部会・研究会の活動内容や部落問題・人権問題に関する最新の調査データ、研究論文などを紹介します。

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部会・研究会活動 <地域教育システムの構築に関する調査研究事業>
雑誌「総合教育技術」6月号(2002年)
特集
「〜家庭・学校・地域の連携で育む〜学校を核にした地域コミュニティづくり」

<目次>

提言/市民のネットワークとしてのPTAに・・・千葉大学教授 上杉賢士

        • 学校週五日制の意味
        • フレンドシップからパートナーシップへ
        • 市民を加えた三者の関係を構築する
…教師と保護者という、どうしても利害関係がつきまとう特別な関係を一気に好転させる方法は、これに市民を加えた三者の関係を構築することである。そのために、伝統的な‡€後援会組織‡≠ニしてのPTAを開き、市民の積極的な教育参加を可能にすることである。…

各地の取組から/家庭・学校・地域の新しい結びつきを求めて

地域住民の知識と経験が学校を変えるエネルギーに・・・静岡県磐田市立磐田中部小学校学校協議会「泉の会」

「開かれた学校」を目指して、市内すべての小・中学校に「学校協議会」を設置している静岡県磐田市。中でも多彩なメンバーが顔を揃える磐田中部小学校の協議会「泉の会」では、設置当初から様々なアイディアが出され、実行に移されている。今年3年目を迎えた会の活動とその成果について聞いてみた。

家庭・学校・地域社会をつなぐ人材を輩出するための学びの場・・・兵庫県「神戸市PTA家庭教育アカデミー」

      • 現役PTAを退いた人の中に地域のパワーがある。
      • 修了生たちが実証した学習成果、被災地交流事業の企画・運営も
「子どものために、地域のために、一体何ができるのか?」それを学習しよう、という画期的な試みが神戸市で行なわれている。大人たちが学ぶ楽しさを発見し、学習の成果を学校教育、家庭教育、地域社会に生かしていこうというのがねらいだ。現在、学習中のプログラムや修了生の歩みなどを紹介する。

共に学び、共に育ち、共に生きる、小学校と地域コミュニティ・・・千葉県習志野市立秋津小学校

      • 子どもと大人が共に学び、活動する場として
      • 秋津コミュニティの活動
「開かれた学校づくり」が叫ばれる今、学校を開放し、地域と連携・協力し合って、教育活動を推進しようという「学社融合」という考え方が注目されている。 この「学社融合」について、情報交換し、勉強し合う「学校と地域の融合教育研究会」という全国的な研究団体が1997年より活動している。 ここでは、「学校と地域の融合教育研究会」が発足するきっかけとなった秋津小学校の現在の取組をレポートする。

生徒、保護者、教師三者の共和制による学校づくり・・・高知県安芸郡奈半利町立半利中学校

      • 高知県の教育改革
      • 三者の共和制による学校づくり
      • 三者会で話し合われたこと
      • 生徒、教師、地域にあらわれた変化
      • 地域を活性化する「開かれた学校づくり」
「土佐の教育改革」を支える重要な三本柱のひとつである「学校・家庭・地域の連携」を目指し、県内の学校では様々なプランを実施している。ここでは、99年度より「共和制」による学校づくりに取り組む、奈半利町立奈半利中学校の実践を紹介する。奈半利中学校は、生徒数が約120名という小規模校である。荒れた状態がしばらく続いたという同校では、生徒の実態を直視し、本音で生徒の思いを受け止めようとする動きが起こっていた。…

「特集ある学校づくり」リポート

教科センター方式・習熟度別授業の導入〜さらに町民参加の教育で生きる力を養う〜・・・新潟県北蒲原郡聖籠町立聖籠中学校

      • 教科センター方式とは?
      • 自分の居場所を自分で見つける
      • 学期制見直しと70分授業
      • 町民が常時、校内にいる学校
      • 町民参画の学校づくり
二つの中学校の統合を契機に、各教科の教室へ生徒が自ら出向いて授業を受ける、教科センター方式を導入した新たな中学校を建設した。学校内には地域の人が常時済注している地域交流棟と呼ばれる部分もあり、常に生徒や教職員と町民との交流がなされるようにもなっているなど、実に多岐にわたった新たな試みが実践されている。