調査研究

各種部会・研究会の活動内容や部落問題・人権問題に関する最新の調査データ、研究論文などを紹介します。

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部会・研究会活動 <地域教育システムの構築に関する調査研究事業>
 
PTA主催の「出前講座」

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 西小学校では、親を中心に1995年から土・日を使って「校庭で遊ぼう」という取り組みが進められていた。地域と学校の連携が本格的に始まったのは、学校と地域が一緒にてなって1998年に手作りのビオトープづくりをしたことがきっかけだった。

 また、1999年より、3・4年生と5・6年生対象に学校で「PTA出前講座」を学期に一回・第3土曜日に行っている。5・6年生の場合は、「子ども実行委員」も参加してもらい、サポーターとして親や地域の人から構成された「何でもやってみ隊」が取り組んでいる。例えば、2000年の5・6年対象では昔遊び工作、料理など16の多彩な講座があり、約70名のサポーター(初めての人が3分の2ほど)と約30名の「子ども実行委員」が担い手として活躍した。

 一方、学校の総合学習やクラブ活動に地域の人が参加して指導したり、集団登校の際の危険個所の共同点検をおこなったりもしている。また学校の授業参観を2日間にしたり日曜参観を2時間にして、少しでも親が参加しやすい条件づくりに努めてきている。