調査研究

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2009.04.16
部会・研究会活動
同和問題に関する参加型学習教材開発事業
(2007年度)

同和問題に関する参加型学習教材開発事業 報告書

学習者とともに考える同和問題に関する参加型学習
“正しく知る”から“自ら考え行動する”学びをめざして

目次

はじめに

もくじ

第1部

参加型による学び
2007年度解放大学ゼミの議論から

  1. 参加型による人権啓発とは
    1. 同和問題を人権啓発で扱うときの難しさ
      人権啓発と"正解"……6
        たまりとコーヒー……6
        なぜ同和問題を参加型で扱うのは難しいのか?……9
        二つの帽子 啓発リーダーの特徴と活動家の特徴……10
      学習者がおとな(成人)であること……12
        同和問題についての学習・啓発を通して、わかってほしい、伝えたいこと……12
        おとなが効果的に学ぶ場をつくるために指導者が留意すべきこと……13
      同和問題を参加型学習で扱うことの可能性……14
    2. 参加型による人権研修の場づくりとは
      「自由に意見を言っていい」「参加者の意見を尊重する」とは……15
        学びの場に必要な配慮 「心地よい」場と「安全・安心」の場……15
      「ルールづくり」の意味……19
        ワークショップの場づくり……19
        ワークショップの「ルールづくり」の意味……19
        実際のルールづくり 解放大学の実践から……20
    3. 参加型人権研修の指導者に求められるもの
      「こんなときどうする?!」直面する困難を検討する……22
        ファシリテーターの"悪夢"を解決する……22
        ファシリテーターの姿勢……26
        適切な問い……27
      介入について……27
        ファシリテーターのための介入の指針……27
        介入の仕方を考える……28
      もとめられる資質とは……30
        人権研修のファシリテーターであるために望ましい条件……30
  2. 教材づくりの実践から
    1. 参加型での教材づくり
      なにを教材としてとりあげるか/どのようなアプローチがあるか……32
        身近なことと原理原則から考えていくことの利点と限界……32
      参加型の教材の基本……34
        経験学習の4段階……34
    2. 実際に作成した教材から
      参加型学習の醍醐味……36
        教材の開発過程……37
        教材の実践と改善……37
      「あなたなら、どう答える?」カムアウト・立場宣言……38
      「校区再編を考える」土地差別……41
        「よい教材」とは? 教材を活用するにあたって……49
      パイロット版「"うわさ"に返す言葉」差別発言……50
      パイロット版「不安のもとは?」結婚差別……54
        実践記録
          「あなたなら、どう答える?」……57 / 「校区再編を考える」……65
          「"うわさ"に返す言葉」……75 / 「不安のもとは?」……80
        試作教材紹介
          「抗議はコワイ?」……83 / 「○○さんから学ぶ」……84

第2部

参加型による人権啓発への提言

人権啓発の目指すもの 上杉孝實……86
これからの人権啓発に求められるもの 意識調査の分析をふまえて 時岡新……88
参加型学習の光と影 渥美公秀……96
ある教材の深化 「非識字体験ワークショップ」の実践から 廣瀬聡夫……107
先行教材紹介「もし、あなたがよみかきできなかったら? 駅員とお客の会話」……116

第3部

資料

人権研修のための参考文献リスト…124
実施記録
2007年度部落解放・人権大学講座ゼミナールコース……127
同和問題に関する参加型学習教材開発研究会……129

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