研究所案内

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Home研究所案内「人権教育のための国連10年」行動計画 第1次行動計画
事業計画

編集係

1.総 括

<a.実施したこと>

  • 『ヒューマンライツ』で、「世界人権宣言50周年記念・アジア・太平洋人権教育国際会議」の開催など随時、「10年」について取り上げてきた。
  • 単行本では、『世界人権宣言ってなに』(ユネスコ)の翻訳出版、池田寛『地域の教育改革』『学力と自己概念』の出版・普及、森田ゆり『多様性トレーニングガイド−人権啓発参加型学習の理論と課題』の出版・普及に取り組んできた。
  • 人権ブックレット49『いま人権教育が変わる−国連人権教育の10年の可能性』、54『参加型学習がひらく未来−「人権教育10年」と同和教育』(森実)の出版。

『ヒューマンライツ』の取り組み(1995〜2000)

第88号(1995.7) 「「国連人権教育の10年」と人権啓発」(森実)
第90号(1995.9)
特集 国連人権教育の10年
「ユネスコ「74年国際教育勧告」と人権教育」(米田伸次)
「「国連人権教育の10年」と社会教育」(上杉孝實)
「日本の人権教育の転換点と国連人権教育の10年―ヒューライツ大阪設立1周年記念シンポジウム」(編集部)
第95号(1996.2)
特集 人権文化の創造
「シンポジウム「国連人権教育の10年」―人権文化の創造のために」(平沢安政/友永健三/中村香/清水宣行/鄭早苗)
第98号(1996.5)
特集 第一〇回人権啓発研究集会
第二分科会国連人権教育の一〇年「世界の人権教育から学ぼう」
「問題提起「国連人権教育の一〇年」への取り組み」(森実)
「活動報告アムネスティ・インターナショナルと「人権教育」」(鵜川まき)
第103号(1996.10)〜第120号(1998.3)
第109号(1997.4)を除く
新連載エンパワメントと人権1〜最終回(森田ゆり)
第108号(1997.3)
特集 人権擁護施策推進法と「人権教育のための国連一〇年」
「人権擁護施策推進法制定の意義と今後」(大賀正行/高野眞澄/丹羽雅雄/友永健三/林陽子/上村英明)
「「人権教育のための国連一〇年」国内行動計画中間まとめに寄せて―総合行政としての推進を」(上杉孝實)
「国際理解教育と人権教育」(米田伸次)
資料「人権教育のための国連一〇年」に関する国内行動計画中間まとめ(要旨)
第110号(1997.5) 連載・国連人権教育の10年―第1回「子どもらが虹の橋をかける日」(高賛侑)
第111号(1997.6) 連載・国連人権教育の10年―第2回「子どもの性虐待を考える」(坂口佳代)
第113号(1997.8) 連載・国連人権教育の10年―第3回「ジェンダーと開発の視点から」(国信潤子)
「大阪府行動計画への期待」(元木健)
第114号(1997.9) 「インタビュー「人権教育のための国連10年」国内行動計画を策定して―内政審議官・西阪昇さんに聞く」(阿久澤麻理子)
連載・国連人権教育の10年―第4回「アイヌ民族の発信」(萱野志朗)
第119号(1998.2) 連載・国連人権教育の10年―第5回「大阪市の行動計画」(元木健)
第120号(1998.3) 連載・国連人権教育の10年―第6回「スウェーデンの中学教科書」(阿久澤麻理子)
第122号(1998.5)
特集 第12回人権啓発研究集会第5分科会人権教育のための国連10年の具体化
報告?「自治体行動計画の策定」(綿貫信和)
報告?「警察官などの人権教育の必要性」(森井?)
報告?「地域の啓発センターづくり」(奥田昭義)
第123号(1998.6)〜第150号(2000.9) 新連載多様性トレーニングガイド―人権教育リーダーを育てる(森田ゆり)
第131号(1999.2) 「人権は法律違反?―アジア・太平洋人権教育国際会議を終えて」(ジェファーソン・プランティリア)
「多様性とネットワーク」(田中薫)
第132号(1999.3) 「人権は法律違反?―アジア・太平洋人権教育国際会議を終えて」(ジェファーソン・プランティリア)
「多様性とネットワーク」(田中薫)
第145号(2000.4) パネルディスカッション「人権の世紀と『教育・啓発法』(組坂繁之・楢原寿彦・林弘二・金城清子・友永健三)
第147号(2000.6) 警察官に対する人権教育の課題(金子武嗣)
第150号(2000.9) 高知県の「人権条例」と人権啓発―「人権条例」、「国連10年」行動計画をふまえて(高知県企画振興部人権課)
第151号(2000.10) 新連載人権教育「教材」を読む第1回(阿久澤麻理子)
第153号(2000.12) 連載人権教育「教材」を読む(阿久澤麻理子)

出版(単行本)の取り組み(1995〜2000)

  • 『DOWAEDUCATION』部落解放研究所編、1995年
  • 『人権時代の生涯学習啓発の理論と方法』部落解放研究所編、1995年
  • 『高校教育改革への挑戦総合学科を軸に』部落解放研究所高校部会編、1996年
  • 『地域の教育改革と学力保障』部落解放研究所編、1996年
  • 『おとなのための子どもの権利条約〜新しい発想これからの実践』鈴木祥藏・桂正孝・森実、1996年
  • 『これからの人権教育新時代を拓くネットワーク』部落解放研究所編、1997年
  • 『生きた字がほしいんやしきじ〈出会い・支援・指導の手引き〉』部落解放研究所、1997年
  • 『国際人権知る・調べる・考える』山崎公士、1997年
  • 『エンパワメントと人権こころの力のみなもとへ』森田ゆり、1998年
  • 『読み書きの学び成人基礎教育入門』A.ニューマン・平沢安政・岩槻知也、1998年
  • 『人権の21世紀へ』友永健三、1998年
  • 『子どもの心がひらく人権教育アイデンティティを求めて』松下一世、1999年
  • 『松原市立布忍小学校21世紀への学びの発信—地域とむすぶ総合学習ぬのしょう、タウン・ワークス』中野陸夫・長尾彰夫編著、1999年
  • 『大阪発・解放教育の展望』部落解放・人権研究所編、1999年
  • 『世界人権宣言ってなに?第3版』レア・レビン=著/プランチュ=挿し絵/平沢安政=訳、1999年

出版(人権ブックレット)の取り組み(1995〜2000)

  • 人権ブックレット49『いま人権教育が変わる国連人権教育の10年の可能性』森実、1995年
  • 人権ブックレット52『いじめを越えて生徒にラブレターを書こう』新保真紀子、1997年
  • 人権ブックレット54『参加型学習がひらく未来「人権教育10年」と同和教育』森実、1998年

<b.評 価>

  • 早い時期から全体の動きをフォローしてきた。ブックレットで出版したことで、「10年」の普及に役立った。
  • 課題が多いために系統的に取り上げられていない。

2.今後の基本課題

  1. 今後も随時動きをフォローしていく
  2. とりわけ、IT時代における「メディアと人権」について総合的に深めていくような企画を立案する。

3.2000年度(後期)・2001年度の課題

  1. IT時代における「メディアと人権」について総合的に深めていくような企画 に取り組む。
  2. 人権教育・啓発推進法の具体化について立案する企画に取り組む。
  3. 引き続き『ヒューマンライツ』で「人権教育の10年」にちなんだ動きを紹介していく。