調査研究

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2005.12.26
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第2次食肉業・食肉労働に関するプロジェクト
2005年07月13日
南港市場見学

(当日は、プロジェクトメンバーで南港市場の見学を行いました。見学後、市場活性化担当課長の福本さんより、南港市場の概要について説明がありました。以下は説明の要約です。)

 食肉市場は、もとは大阪市西成区津守にあった。その後、老朽化し、食肉の流通形態も大きく変化した。それに対応するために、1984(昭和59)年4月に南港に新築移転した。開場当初は近代的な施設で最先端の食肉処理場だったが、すでに21年が経過しており、建物も相当古くなってきている。現在の課題は、古くなってきた処理場を、どう現在の流通形態に対応させていくか、である。面積は10万?。建物が33,000?。緑に囲まれて外からは見えにくい。一見して、と畜場とはわからない形態になっている。

 南港市場は市が開設し、大阪市中央卸売市場が運営している。健康福祉局が衛生管理をしており、30人ほどの獣医がいる。全国の産地の出荷者から、卸売業者に出荷される。出荷者が卸売業者に販売委託するという形態をとっている。卸売業者は委託手数料をいただくことで運営している。売り上げは産地の業者に入り、3.5%の手数料が卸売業者に入る。解体処理は大阪市の技術作業員70人が担当している。

 内臓の処理は、食肉市場の下流の部分で行っており、大阪南港臓器(牛)、大阪食肉臓器(豚)が管理する。牛は1頭単位セットで販売している。豚は部位別で販売している。昔は豚もセット販売していたようだが、豚の内臓は全部を売りにくく、一頭では売り切れないという事情があるようだ。

 セリ場では、売買の登録をされている業者(売買参加者)がセリに参加する。仲卸業者も同様である。売買参加者や仲卸業者が加工をして販売店に売る。部分肉に加工して、販売店に卸すことが主流である。昔は肉屋が買い受けて、枝肉1頭を肉屋が処理して販売していたが、全て売り切るということは難しかったのではないか。

(文責:内田 龍史)