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掲載日:2008.05.27
S.O.S.トーチャー
 
<事件No.MYS002/0408/OBS061.1>

No.4049 マレーシア:インド系少数者の権利のためのNGOのメンバーが恣意的に拘禁されています。  

(ジュネーブ・パリ発 4月22日)

 「国際人権連盟」(FIDH)と「SOSトーチャー」の共同プロジェクトである「人権擁護家保護のための監視機構」は、マレーシアにおける以下の状況に関して、皆様の引き続きの働きかけをお願いします。

<新情報>

人権擁護家のための監視機構はSUARAMなど信頼できる情報筋より、「ヒンドゥー権利行動部隊(HINDRAF)」の法律アドバイザーであるP.ウタヤクマールさんが恣意的に拘禁され、健康が悪化しているという情報を入手しました。

情報によると、P.ウタヤクマールさんは、マレーシアのインド系少数者の権利擁護NGOであるHINDRAF(背景情報参照)のメンバー4人とともに2007年12月13日から恣意的に拘禁されていますが、糖尿病患者です。しかし、彼は糖尿用の特別食を与えられず、ここ1ヶ月ほどは治療も受けられないでいます。必要な医薬品を刑務官のアヨブ主任警部に渡した親戚たちは、その医薬品が「紛失」したと言われたということです。この件はタイピン刑務所のヤスヒミ所長に申し立てられましたが、何も変わりません。

ウタヤクマールさんはカムンティン・キャンプ(KEMTA)のディレクターに、自分が必要としている医薬品や食事について話したいと面会を求める書簡を6回送りました。しかし、このディレクターは返事もよこさず、彼に会おうともしません。

2008年4月7日、ウタヤクマールさんは、血糖値が通常レベルの6の3倍以上の18.8に上がったため、ペラック・マレーシアにあるタイピン総合病院に入院しました。彼の蛋白や尿酸値も非常に高い数値でした。面会した家族は、彼がとても弱っているように見えました。容態が非常に悪かったにもかかわらず、手錠でベッドにつながれていました。家族は、彼がいまだに糖尿用の特別食を与えられず、米や砂糖の入った食事を与えられていると知らされました。

ウタヤクマールさんは入院中、医師に、視力に損傷を受けている(網膜症)と診断され、心筋も損傷を受けている可能性があるが、心電図をとらないと判断できないと言われました。心電図は2008年4月28日にとることになりました。また、血中の尿素と蛋白が過剰で、血圧も非常に高い状態でした。血糖値がまだ13.5で退院には早すぎたにもかかわらず、彼は2008年4月9日に退院させられ、カムンティン刑務所に戻されました。

2008年4月13日、ウタヤクマールさんの弁護士が刑務所の係官に糖尿病の医薬品を渡しましたが、本人には届けられませんでした。2008年4月17日に刑務所所長に書面で要請しましたが、やはり何も変わりません。2008年4月18日、ウタヤクマールさんは刑務所の病院助手(H.A)の所に連れていかれました。この病院助手は、刑務所所長がウタヤクマールさんに医薬品を渡すことを拒否しているので、別の薬を彼に服用させようとしました。

監視機構は、このカムンティン刑務所には常駐の医者はいないし、医者の巡回もないことを指摘します。緊急の場合は、ウタヤクマールさんはタイピン病院に行かなければなりませんが、この病院は車で1時間も離れており、近代的な医療設備もありません。

さらに監視機構は、ウタヤクマールさんと共に逮捕された3人の弁護士、M.マノハランさん、R.ケンガダランさん、V.ガナバティラウさんと、HINDRAFの組織書記であるT.ヴァサンタクマールさんもひどい条件のもとで拘禁されていることを想起します。特に、1日のうち16時間以上は隔離拘禁され、家族の面会も制限され、資料室にあるテレビやパソコン、新しい本、雑誌、新聞の閲覧も許可されていません。彼らの房の鍵は離れている管理区にあり、緊急事態が起きた時に対応が遅れる可能性があります。また、礼拝の自由が認められていません。家族は正式に苦情を申し立てれば、今でさえも制限されている面会の機会をなくすかもしれないし、被拘禁者たちに恣意的な懲罰が与えられるかもしれないと恐れ、それを行っていません。

監視機構は、公平な裁判を受ける権利や弁護士をつける権利、公開の裁判で自分を弁護する権利、有罪が証明されるまでは推定無罪の権利など、世界人権宣言で定められている基本的な権利がいくつも侵害されているため、この5人のHINDRAFリーダーの拘禁は恣意的であると考えます。

さらに、P.ウタヤクマールさん、M.マノハランさん、R.ケンガダランさん、V.ガナバティラウさん、T.ヴァサンタクマールさんの拘禁状況に懸念を表明し、2006年6月に国連人権理事会のメンバー国に3年の任期で選出されたマレーシアは、「人権の促進と擁護において最高水準を支持」することを約束していると指摘します(1)

<背景情報>

2007年12月13日、P.ウタヤクマールさん、M.マノハランさん、R.ケンガダランさん、V.ガナバティラウさん、T.ヴァサンタクマールさんがクアラルンプールで警察の特別部隊に逮捕されました。逮捕の根拠は、人を2年以内ならどれくらいの期間でも拘禁できると第8条(1)で規定する国内治安法(ISA)です。

最初に逮捕されたのはR.ケンガダランさんで、午後12時半頃にペタリン・ジャヤにある自分の事務所でブキット・アマンの警察チームに逮捕されました。次はV.ガナバティラウさんで、セレンバンで警察に逮捕されました。T.ヴァサンタクマールさんは午後2時頃にブリックフィールドで逮捕されました。M.マノハランさんはブキット・アマンにR.ケンガダランさんを訪ねたところを逮捕されたと考えられています。P.ウタヤクマールさんはバングサールの自分の法律事務所から連れ去られたと言われています。

2007年11月25日、HINDRAFはクアラルンプールで大規模な抗議集会を開催しましたが、制圧され暴力事件が起きました。抗議集会参加者のうち31人が殺人未遂と損害を与えたとして起訴され、その中には違法集会という3つめの嫌疑で起訴された人々もいます。

情報によると、警察はそれ以来、数週間にわたってHINDRAFの弁護士を狙っていたということです。強制捜査は、2007年11月23日のP.ウェイタムーティ会長、P.ウタヤクマールさん、ガナバティラウさんの逮捕で始まりました。彼らはクランでの暴動の嫌疑で起訴されました。その後、ウタヤクマールさんは逮捕され、クアラルンプールでの暴動でも起訴されました。彼はもう1回逮捕され、一晩拘禁され、2007年12月12日に起訴なく釈放されました。

2008年1月24日、25日、28日にクアラルンプール高等裁判所はP.ウタヤクマールさん、M.マノハランさん、R.ケンガダランさん、V.ガナバティラウさんの拘禁に対する異議申し立てについて審理を行いました(2)。審理の最後に、裁判所は2008年2月26日に判決を出すと言いました。その日、クアラルンプール高等裁判所は人身保護令状の申請を却下しました。

2008年2月26日、HINDRAFの弁護団は控訴裁判所に控訴しました。4月2日と3日に同裁判所は両方の意見を聞きました。判決はまだ出ていません。

(1) 国連総会決議A/RES/60/251のOP9参照

(2) 監視機構の2008年1月21日付プレスリリース参照

<行動要請>

1.いかなる情況にあろうとも、P.ウタヤクマールさん、M.マノハランさん、R.ケンガダランさん、V.ガナバティラウさん、T.ヴァサンタクマールさんの心身の安全を保障すること。

2.P.ウタヤクマールさんが必要ならば専門医のいる病院での治療も視野にいれ、必要としている治療を受けられるよう保障すること。

3.彼ら5人が有している弁護士や家族と面会し、話ができる権利を保障すること。

4.恣意的に拘禁されているP.ウタヤクマールさん、M.マノハランさん、R.ケンガダランさん、V.ガナバティラウさん、T.ヴァサンタクマールさんを即時無条件で釈放すること。

5.マレーシアのすべての人権擁護家に対する嫌がらせ行為に終止符を打つこと。

6.1998年12月9日に国連総会が採択した人権擁護家に関する宣言の条文、とりわけ、「すべての人は、人権と基本的自由を国内および国際レベルで促進および保護する権利を、個別におよび集団的に所有する」とした第1条と、

「国家は、個別であれ他者との合同であれ、すべての人が、本宣言に記述されている権利の合法的行使の結果により受ける、暴力、脅迫、報復、事実上あるいは法律上の差別、圧力あるいはその他の恣意的行為から資格ある当局の保護を受けるよう保障するために、あらゆる必要な措置をとるものとする」とした第12条2項に従うこと。

7.さらには、国際人権基準およびマレーシアが批准した国際文書に沿って、国内全土における人権尊重と基本的自由を守ること。

<要請先>

首相兼国内治安大臣: Dato' Seri Abdullah bin Haji Ahmad Badawi
Prime Minister and Minister of Internal Security Prime Minister's Office Malaysia
Perdana Putra Building, Federal Government Administrative Centre
62502 PUTRAJAYA, Selangor, Malaysia.
Fax: + 60 3 8888 3444, Email: ppm@pmo.gov.my

警視総監:Tan Sri Musa Hassan
Inspector General of Police
Ibu Pejabat Polis Diraja Malaysia
50560 Bukit Aman, Kuala Lumpur, Malaysia
Fax: +603 2272 5613 / 603 2273 1326.

国家人権委員会委員長:Mr. Tan Sri Abu Talib bin Othman
Chairman of the National Human Rights Commission of Malaysia (SUHAKAM)
Tingkat 29, Menara Tun Razak
Jalan Raja Laut
50350 Kuala Lumpur, Malaysia
Fax-03-26125620; Email: humanrights@suhakam.org.my

国連大使:Ambassador King Bee Hsu
ICC-1er/ H, Pre-Bois 20, P.O. 1834, CH-1215
Geneva 15, Switzerland
Fax: +4122 710 75 01, Email : mwgeneva@ties.itu.int


<手紙の例文>

例文を添付いたします。手紙を出されるときにご活用ください。

Dato' Seri Abdullah bin Haji Ahmad Badawi
Prime Minister and Minister of Internal Security Prime Minister's Office Malaysia
Perdana Putra Building, Federal Government Administrative Centre
62502 PUTRAJAYA, Selangor, Malaysia.

Dear Prime Minister Badawi,

I am writing you to express my concern over the arbitrary detention of Messrs. P. Uthayakumar, M. Manoharan, R. Kenghadharan, V. Ganabatirau and T. Vasanthakumar. I would like to urge you the followings:

1. To guarantee in all circumstances the physical and psychological integrity of Messrs. P. Uthayakumar, M. Manoharan, R. Kenghadharan, V. Ganabatirau and T. Vasanthakumar, who are members of HINDRAF;

2. To ensure that Mr. P. Uthayakumar be granted all necessary medical treatment, if necessary in specialist medical facilities outside the prison where he is held;
3. To guarantee their right to receive visits and communicate with their lawyers and relatives;
4. To release Messrs. P. Uthayakumar, M. Manoharan, R. Kenghadharan, V. Ganabatirau and T. Vasanthakumar immediately and unconditionally as their detention is arbitrary;
5. To put an end to all acts harassment against human rights defenders in Malaysia;
6. To conform with the provisions of the UN Declaration on Human Rights Defenders, adopted by the General Assembly on December 9, 1998, especially its Article 1, which states that "everyone has the right, individually and in association with others, to promote and to strive for the protection and realisation of human rights and fundamental freedoms at the national and international levels", as well as Article 12.2, which provides that "the State shall take all necessary measures to ensure the protection by the competent authorities of everyone, individually and in association with others, against any violence, threats, retaliation, de facto or de jure adverse discrimination, pressure or any other arbitrary action as a consequence of his or her legitimate exercise of the rights referred to in the present Declaration";
7. More generally, to ensure in all circumstances the respect for human rights and fundamental freedoms in accordance with international and regional human rights instruments ratified by Malaysia.

I thank you for your kind attention to my request.

Yours truly,

<以下、原文>

URGENT APPEAL - THE OBSERVATORY
New information
MYS 002 / 0408 / OBS 061
Arbitrary detentions / Health deterioration
Malaysia
April 22, 2008

The Observatory for the Protection of Human Rights Defenders, a joint programme of the World Organisation Against Torture (OMCT) and the International Federation for Human Rights (FIDH), has received new information and requests your urgent intervention in the following situation in Malaysia.

New information:

The Observatory has been informed by reliable sources, including SUARAM, of the health deterioration of Mr. P. Uthayakumar, legal adviser of the Hindu Rights Action Force (HINDRAF), while arbitrarily detained.

According to the information received, Mr. P. Uthayakumar, who has been arbitrarily detained since December 13, 2007, along with four other members of HINDRAF (See background information), an NGO defending the rights of the Indian minority in Malaysia, is a diabetic. However he is not provided with a diabetic diet and, for the past month or so Mr. Uthayakumar has been denied access to his medication. Although his relatives had handed the necessary medication to the prison officer Chief Inspector Ayob, they were then told that those medicines "went missing". A report was lodged to the Taiping Prisons Director, Mr.Yasuhimi, but to no avail.

Mr. Uthayakumar made six written attempts to see the Director of the Kamunting Camp (KEMTA) in order to inform him about his much needed medication and diet. However, the Director neither replied nor did he make any attempts to see him.

On April 7, 2008, Mr. Uthayakumar was admitted at the Taiping General Hospital, Perak Malaysia, as his sugar level was at 18.8, which is three times more than the normal level of 6. His protein and uric acid levels were also very high. When his family visited him, he looked very fragile and weak. He was hand-cuffed to the bed despite being very ill. The family was informed that he was not on any particular diabetic diet and was still being given rice and other sugar products for meals.

During his stay in hospital, Mr. Uthayakumar was informed by the doctor that there was some damage to his eyesight (retinopathy) and his heart muscles may have been damaged but that could only be confirmed after an ECO cardiogram test, which was fixed on April 28, 2008. There was also excessive urea and protein in his blood system and his blood pressure was still very high. Yet, on April 9, 2008, Mr. Uthayakumar was discharged prematurely of the hospital; despite his blood sugar level being recorded at 13.5, and brought back to the Kamunting prison.

On April 13, 2008, Mr. Uthayakumar's lawyer handed over his diabetic medication to a prison officer but Mr.Uthayakumar never received them. A written request was made to the Prison Director on April 17, 2008 but still to no avail. On April 18, 2008, Mr. Uthayakumar was referred to the prison's clinic hospital assistant (H.A), who wanted him to take some other medication, as the Prison Director was refusing to hand over to him his medication.

The Observatory points out that tthere is no resident doctor or visiting doctor at the Kamunting prison. In cases of emergency, Mr. Uthayakumar will have to be rushed to the Taiping Hospital, which is about an hour drive and with no modern medical facilities.

Furthermore, the Observatory recalls that Mr. Uthayakumar was arrested along with Messrs. M. Manoharan, R. Kengadharan, V. Ganabatirau, three lawyers and T. Vasanthakumar, HINDRAF organising secretary, who are also detained in poor conditions. Among others, they are kept in solitary confinement for more than 16 hours a day; they have limited visiting rights with family members; they do not have access to Television, computers or up to date books, magazines and newspapers in the resource centre; the keys to their cells are kept some distance away in the administration block leading to potential delay in assistance in case of emergency; they are denied their right to worship. Their relatives refused to lodge a formal complaint for fear that they might lose theirlimited visiting rights and the prisoners may be subjected to arbitrary disciplinary actions.

The Observatory considers the detention of these five HINDRAF leaders as arbitrary insofar as several fundamental rights contained in the UN Universal Declaration of Human Rights such as the right to a fair trial, the right to legal counsel, the right to defend oneself in open court and the right to be presumed innocent until proven guilty have not been observed.

Moreover, the Observatory expresses its deep concern about the conditions of detention of Messrs. P. Uthayakumar, M. Manoharan, R. Kenghadharan, V. Ganabatirau and T. Vasanthakumar, and recalls that Malaysia was elected to the United Nations Human Rights Council in June 2006 for three years and is committed in this regard to "uphold the highest standards in the promotion and protection of human rights"[1].

Background information:

On December 13, 2007, Messrs. P. Uthayakumar, M. Manoharan, R. Kenghadharan, V. Ganabatirau and T. Vasanthakumar were arrested in Kuala Lumpur by the Special Branch police officers under Section 8 (1), which allows the person to be detained for any period not exceeding two years, of the Internal Security Act (ISA).

Mr. Kenghadharan was the first to be arrested at his office in Petaling Jaya at about 12:30 p.m. by a team of police from Bukit Aman, followed by Mr. Ganabatirau, who was reportedly picked up by the police in Seremban. Mr. Vasanthakumar was reportedly nabbed at about 2:00 p.m. at Brickfields. Mr. Manoharan is believed to have been arrested while he visited Mr. Kenghadharan at Bukit Aman and Mr. Uthayakumar was reportedly taken away from his legal firm in Bangsar.

On November 25, 2007, HINDRAF had organised a mass rally in Kuala Lumpur which was reportedly violently repressed and turned violent. Thirty-one of the protesters were charged with attempted murder and causing mischief with some of them also facing a third charge of illegal assembly.

According to the information received, the police have since been targeting HINDRAF lawyers over the past few weeks. The crackdownstarted with the arrest ofchairperson, Mr. P. Waythamoorthy, Mr. P. Uthayakumar and Mr. Ganabatirau on November 23, 2007. They were then charged with sedition in Klang. Then, Mr. Uthayakumar was arrested and charged onanother count of sedition in Kuala Lumpur. He was arrested once more and kept overnight in remand before being released on December 12, 2007 without being charged.

On January 24, 25 and 28, 2008, the High Court of Kuala Lumpur heard a legal challenge to the ongoing detention of Messrs. P. Uthayakumar, M. Manoharan, R. Kenghadharan, V. Ganabatirau and T. Vasanthakumar[2]. At the end of the hearing, the court said it would give its judgment on February 26, 2008. On that date, the Kuala Lumpur High Court rejected their habeas corpus applications.

On February 26, 2008, the lawyers of the five HINDRAF members filed an appeal to the Appeal Court. On April 2 and 3, 2008, the Court heard submission from both parties. The judgment has not been given yet.

Actions required:

Please write to the Malaysian authorities, urging them to:

i. Guarantee in all circumstances the physical and psychological integrity of Messrs. P. Uthayakumar, M. Manoharan, R. Kenghadharan, V. Ganabatirau and T. Vasanthakumar;

ii. Ensure that Mr. P. Uthayakumar be granted all necessary medical treatment, if necessary in specialist medical facilities outside the prison where he is held;

iii. Guarantee their right to receive visits and communicate with their lawyers and relatives;

iv. Release Messrs. P. Uthayakumar, M. Manoharan, R. Kenghadharan, V. Ganabatirau and T. Vasanthakumar immediately and unconditionally as their detention is arbitrary;

v. Put an end to all acts harassment against human rights defenders in Malaysia;

vi. Conform with the provisions of the UN Declaration on Human Rights Defenders, adopted by the General Assembly on December 9, 1998, especially its Article 1, which states that "everyone has the right, individually and in association with others, to promote and to strive for the protection and realisation of human rights and fundamental freedoms at the national and international levels", as well as Article 12.2, which provides that "the State shall take all necessary measures to ensure the protection by the competent authorities of everyone, individually and in association with others, against any violence, threats, retaliation, de facto or de jure adverse discrimination, pressure or any other arbitrary action as a consequence of his or her legitimate exercise of the rights referred to in the present Declaration";

vii. More generally, ensure in all circumstances the respect for human rights and fundamental freedoms in accordance with international and regional human rights instruments ratified by Malaysia.

Addresses:

- Dato' Seri Abdullah bin Haji Ahmad Badawi, Prime Minister and Minister of Internal Security Prime Minister's Office Malaysia, Perdana Putra Building, Federal Government Administrative Centre, 62502 PUTRAJAYA, Selangor, Malaysia., Tel: + 60 3 8888 6000, Fax: + 60 3 8888 3444, Email: ppm@pmo.gov.my
- Tan Sri Musa Hassan, Inspector General of Police, Ibu Pejabat Polis Diraja Malaysia, 50560 Bukit Aman, Kuala Lumpur, Malaysia, Tel: +603 2262 6015 Fax: +603 2272 5613 / 603 2273 1326.
- Mr. Tan Sri Abu Talib bin Othman, Chairman of the National Human Rights Commission of Malaysia (SUHAKAM), Tingkat 29, Menara Tun Razak, Jalan Raja Laut, 50350 Kuala Lumpur, Malaysia; Fax-03-26125620; Email: humanrights@suhakam.org.my
- Ambassador King Bee Hsu, ICC-1er/ H, Pre-Bois 20, P.O. 1834, CH-1215, Geneva 15, Switzerland, Email : mwgeneva@ties.itu.int, Fax: +4122 710 75 01
- Embassy of Malaysia in Brussels, 414 A avenue de Tervueren, 1150 Woluwe-Saint-Pierre, Belgium, Tel: + 32 2 776 03 40. Fax: + 32 2 762 50 49.

Please also write to the embassies ofMalaysia in your respective countries.

***
Geneva - Paris, April 22, 2008

-
[1] See OP9 of the General Assembly Resolution A/RES/60/251.
[2] See Observatory Press Release, January 31, 2008.