去る５月25日(土)、大阪人権センターにて2002年度第１回理事会が行われた。

今回の理事会は前年度(2001年度)の事業報告(事業報告(案)、会計決算報告、会計監査報告)に対する審議以外に、2002年度体制(第二次案)、個人情報保護措置に向けた指針(案)、処務規程の改訂(案)等についても審議がなされ、各理事の活発な議論を経て提案された議案はすべて承認された。

今回の理事会の特徴は以下の３点である。

1. 従来の編集係と販売係を統合し、名称を編集販売部とする。
2. 韓国国立Gyeongsang(慶尚)大学・統一・平和・人権センター長のKim Joong-Seop(金仲燮)教授より当研究所に対して韓国と日本社会におけるマイノリティの人権についての共同研究の打診があり、今後、積極的に連携する。
   
3. 個人情報保護措置に向けた指針(案)については、研究所が業務上において収集・集積している個人情報や所蔵している図書資料には、部落差別をはじめ社会的差別につな　　がる個人のセンシティブ情報が掲載されている。それらの情報が流出・悪用されると重大な人権侵害をうむ危険性があるため、研究所としての基本方針(案)や個人情報保護規程(案)等が提案され、一定の議論を行った。なお、基本方針ならびに規程については引き続き議論を行い、次回の理事会で決定する予定である。
   

2002年度第１回理事会で提案・承認された議案

1. ２００１年度事業報告(案)
   
2. ２００１年度会計決算報告(案)
   
3. ２００１年度会計監査報告
   
4. ２００２年度体制(第二次案)
   
5. 個人情報保護措置に向けた指針について(案)
   
6. 処務規程の改訂について(案)
   
7. ２００２度基本日程
   
8. その他