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意見・主張
 
研究所通信288号より
掲載日:2002.8.10
56回総会で2001年度事業報告ならびに
2002年度事業計画等を決定

記念講演に先立って開かれた総会の第1部では、約320名が参加した。

 村越末男理事長の主催者挨拶後、松岡徹・部落解放同盟大阪府連合会執行委員長、向井正博・大阪府教育委員会人権教育企画課長から来賓挨拶を頂いた後、前年度(2001年度)の<1>事業報告、<2>会計決算報告、<3>会計監査報告と2002年度の<4>更正予算案、<5>体制(第二次案)、<6>基本日程の6つの議案が報告・提案され、一定の議論を経てすべての議案は承認された。

 以下に参加者から出された意見等の紹介とそれに対する回答を掲載する。

<1>リューアルオ−プンした図書資料室の利用状況をお教えて頂きたい。また、現在、図書 資料室の休館日が土曜、日曜、祝日、月末日、年末年始となっているが、これでは京都に住む私はなかなか利用しにくいのでもう少し利用できるよう考えて頂きたい。

<2>販売部門の収入が減になったという報告があったが、一昨年に発刊された『部落問題・人権事典』の販売状況をお教え頂きたい。また、昨年2月の総会で『部落問題・人権事典』をCD−ROM化するという提案があったが、その後どうなっているのかお教え頂きたい。

<3>議案書にどの部会がいつ行われたかという一覧は掲載されているが、出来れば次年度からテーマならびに報告者名も記述して頂きたい。

<4>数年前から自主財源の確保・安定のため、『ヒューマンライツ』や法人会員を拡大するという方針が出されているがその後どうなっているかお教え頂きたい。

 これらの質問・意見に対して友永健三所長ならびに中田理恵子図書資料室主任より次のような答弁がなされた。

<1>リニューアルオープン後の図書資料室の利用状況(来館者数・貸出数)ならびに利用方法が報告されると共に積極的に利用して頂きたい。また、土曜の開館については現在検討中であるが利用者の声とともに来年度に向けて検討して行きたい。

<2>『部落問題・人権事典』は初版5000冊印刷し完売した。その後、2000冊増刷し、現在、増刷分を販売しているというのが現状である。ちなみに、『部落問題事典』は15000冊販売したので『部落問題・人権事典』も15000冊は販売できるのではないかと思う。CD−ROM化の件については、解放出版社より活字の事典の方をもう少し販売した後にしてほしいとの依頼があるが、来年の研究所創立35周年の記念事業にしてはどうかと考えている。

<3>研究部会の開催状況にテーマや報告者名を入れる件については、ご指摘の通りであるので来年度からそのようにしたい。

<4>『ヒューマンライツ』の拡大、法人会員の拡大、文部科学省の科研費や財団の研究助成の活用などを検討し、財政基盤を安定させたい。

(文責・事務局)