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原田伴彦記念基金運営委員会を開催

 6月10日、第18回原田伴彦記念金運営委員会を京都にて開催した。運営委員会を代表して上田正昭京都大学名誉教授の挨拶後、以下の4点について事務局より報告と提案がなされた。

  1. 第3回原田伴彦・部落史奨励金については応募者がなく、その理由として宣伝不足があげられた。2003年度については「日本歴史」(吉川弘文館)等の著名な専門誌に応募要項を掲載するなど論議された。

  2. マイノリティ研究会では人権擁護法案について数回研究会が行われた事、2003年度も引き続き、人権擁護法案を主たるテ−マに別のテ−マもとりあげていくことが報告された。

  3. 国際人権人材養成事業については、2002年度、青山学院大学院生の野上典江さんを派遣し、その報告書が紹介された。(研究所通信、研究所紀要)また、2003年度については、3名の応募者があったが、桃山学院大学院生の友永雄吾さんを派遣する事が決定された。

  4. 2002年度決算報告と2003年度予算について報告され、一同で承認された。また、多忙な中、出席された部落解放同盟中央本部組坂委員長より「人権擁護法案」が予断を許さない状況にあること、廃案は求めないが抜本的な修正がなければ、それも辞さない厳しい状況であることが報告された。