6月8日、第19回原田伴彦記念基金運営委員会を京都にて開催した。まず、運営委員会を代表して上田正昭先生より挨拶をいただいた後、以下の4点について事務局より報告と提案がなされた。
<1>第4回原田伴彦・部落史奨励金
第4回原田伴彦・部落史奨励金については6件の応募があり、選考の結果、以下の3名の方に奨励金を支給した(以下敬称略)。1.廣畑研二「水平社と部落民海外移住」、2.山下隆章「香川県水平社創立80周年を迎えて」、3.駒井忠之「1920年代、30年代の草履表の取引状況について」。
<2>マイノリティ研究会への助成
マイノリティ研究会への助成については、人権擁護法案の動向を中心に研究会を重ね、2004年度も時々の重要なテーマについて研究会を積み上げていくことが報告され承認された。
<3>国際人権人材養成事業
国際人権人材養成事業については昨年、桃山学院大学院生の友永雄吾さんを派遣し、その報告書が紹介され、2004年度については、選考の結果、キール大学大学院(英国)に在籍中の中村隼人さんを派遣することが決定された。
<4>2003年度決算報告、2004年度予算案
2003年度決算と2004年度予算案について報告・提案があり、承認された。
最後に原田信太郎さんから、「基金」が効果的に運用されていることに対する謝辞が述べられた。
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