第六回原田伴彦・部落史研究奨励金に5名の応募があり、本日(2月7日)、選考委員会(選考委員:秋定嘉和、寺木伸明、井上満郎、渡辺俊雄、以上4名)を開催した。その結果、以下の4名の方に奨励金を支給することを決めた。
選考方法は、<1>研究目的、<2>研究計画、<3>研究計画と研究費の関係という3つの区分に分けて選考を行った。具体的には各5点満点で選考委員が評価を行い、選考委員の平均点が10.5(選考委員の合計点数を4で割った数)以上の方を対象に奨励金を支給するという方法である。
また、奨励金の額については、奨励金支給対象者の研究計画と研究費の関係を審査した上で奨励金額を決定し、それぞれ15万円を支給することとした。
- 奥本 武裕 (大和郡山市)
研究テーマ 「大和における本願寺教団の教線展開と「穢多」村寺院」
推薦者 吉田栄治郎(奈良県立同和問題関係史料センター)
- 菅澤 庸子 (京都市)
研究テーマ 「「帰化」廃止と国家体制の変質について」
推薦者 村井康彦(京都市美術館館長)
- 高野 昭雄 (京都市)
研究テーマ 「戦前期京都市における都市下層社会の形成」
推薦者 原田敬一(仏教大学文学部)
- 中西 宏次 (京都市)
研究テーマ 「被差別部落を校区にもつ小学校の学校史から見えるもの」
推薦者 中島勝住(京都精華大学)
|