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2007.06.12
意見・主張
  

第七回原田伴彦・部落史研究奨励金選考委員会報告

 第七回原田伴彦・部落史研究奨励金に5名の応募があり、去る3月15日(木)に選考委員会(選考委員:秋定嘉和、寺木伸明、井上満郎、渡辺俊雄、以上4名)を開催した。その結果、以下の3名の方に奨励金を支給することを決めた。
 選考方法は、<1>研究目的、<2>研究計画、<3>研究計画と研究費の関係という3つの区分に分けて選考を行った。具体的には各5点満点で選考委員が評価を行い、選考委員の平均点が10.5(選考委員の合計点数を4で割った数)以上の方を対象に奨励金を支給するという方法である。
 また、奨励金の額については、奨励金支給対象者の研究計画と研究費の関係を審査した上で奨励金額を決定した。

(文責:松本信司)


<1>大賀 喜子 (大阪市)
   奨励額91,000円
   研究テーマ 「阪本清一郎・数枝をとりまく膠のネットワーク」
   推薦者 齋藤 直子(奈良女子大学大学院)

<2>高野 昭雄 (京都市)
   奨励額15万円
   研究テーマ 「戦前期京都市北郊上賀茂地区への朝鮮人の流入」
   推薦者 原田 敬一(仏教大学文学部)

<3>廣岡 浄進 (大阪市)
   奨励額15万円
   研究テーマ 「1930年代奈良県の水平運動と地方改善費
       -全国水平社における部落委員会活動の再検討と総力戦への対応の総合的把握をめざして」
   推薦者 冨山 一郎(大阪大学大学院文学研究科)