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2007.06.12
意見・主張
  

2005年度
大阪府「大学生の就職に係る公正採用選考に反する問題事象」報告、作成される
―最も多い問題事象は「家族状況」への質問―

 大阪府では、企業等の採用選考において、応募者の基本的人権を尊重し、適正・能力を基準とした採用選考が行われるよう、厚生労働省大阪労働局と連携して公正な採用選考制度の確立に向けた啓発等に取り組んでいます。

 とりわけ大学生の就職に係る公正な採用選考制度の確立に向けた取り組みについては、公正採用・雇用促進会議の「問題事象に対する解決方策検討会」において、学生や就職担当者から報告される問題事象に対する具体的な対応方策や再発防止に向けた啓発等の方策が示されたところです。

 検討会に基づく取り組みは、平成17(2005)年度の問題事象から本格的に実施しており、この「大学生の就職に係る公正採用選考に反する問題事象」報告も、大学等における就職差別につながる問題事象の状況を広く企業や府民に明らかにすることにより、再発防止に向けた啓発に資することを目的として作成したものです。

 こうした大阪府における大学生の就職に係る公正な採用選考制度の確立に向けた取り組みは全国的にも例はなく、また就職差別につながる問題事象を統計的に取りまとめ、報告書として公表することも初めての取り組みです。

 つきましては、この「大学生の就職に係る公正採用選考に反する問題事象」報告を参考にしていただき、今後とも公正な採用選考制度の確立に向けて取り組んでいただきますよう、お願い申し上げます。

平成19年5月

大阪府商工労働部雇用推進室長

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