〈総務部〉
今年は世界人権宣言60周年、部落解放・人権研究所も創立40周年を迎えます。節目の年にあたり、「何かと忙しくなるぞ」と武者震い(?)しています。今年も人権についてホットな情報発信ができるよう頑張ります。よろしくお願いします。
〈啓発企画室〉
昨年度もさまざまな講座をしてきましたが、中でも東京講座は「人権啓発東京講座」が第20回を迎える記念すべき年でした。そのことを踏まえ、今後「東京講座修了生ネットワーク」(仮称)の構築を目指そうとしています。
そして、今年は「世界人権宣言」60周年という節目にあたります。
時を追うごとに深化し、広がりを見せる「人権」という概念。そんな激しい時代の動きに取り残されることなく、また、吹き荒れる逆風に流されることなく、今年もさまざまな啓発活動を進めていこうと考えています。
〈研究部〉
部落問題に関する意識調査の研究事業、『CSR報告書』(2006年版)と人権記載調査研究事業等の報告書、『史料集 長吏文書』を近く発刊します。2008年度は、大阪の部落史編纂事業の最終年度です。また「社会的排除」の視点から「地域就労支援事業における就職相談者実態調査」等を進めていきます。
〈図書資料室〉
部落解放・人権研究所図書資料室(りぶら)では、部落問題、人権関係図書資料の専門図書館として情報収集と発信を行なっています。全国の各自治体が発行している人権啓発資料なども収集しております。学校や職場でのレポート作成、資料づくりの際にお役立て下さい。
図書資料室(りぶら)は、どなたでもご自由にご利用いただけます。資料の閲覧、貸出はもちろん、人権問題についての学習相談もお受けしております。また、ご自宅から、インターネットで蔵書データ、文献データ等を検索することができます。お電話による学習相談もお受けしていますので、お気軽にご利用下さい。
本年も、みなさんの一層のご利用をお待ちしております。
〈編集販売部〉
2008年は、月刊『ヒューマンライツ』創刊20年を迎えます。その前身は『社会啓発情報』という名称で隔月刊でした。研究所創立20年を機に『ヒューマンライツ』と名称を変更し、月刊誌となったわけです。今年もみなさまに興味を持って読んでいただける内容にしたいと思います。また、本年、研究所創立40周年を記念してシリーズ『部落史研究からの発信(仮)』3部作の刊行準備を開始しています。部落史研究において重要なテーマを取り上げて論点の整理と課題を提示する企画で、およそ60名もの執筆者にご参加いただく予定です。本年もどうぞよろしくお願い申しあげます。
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