2007年12月25日、午前10時より、2007年度図書資料委員会を開催した。
出席者は、寺木伸明理事長、野口道彦理事、朝治武さん、渡辺俊雄さん、友永所長、中村清二理事、図書資料室職員3名。
冒頭、野口図書資料委員会委員長からの開会挨拶を受けた後、2007年度事業報告(4月-12月の各種利用統計、レファレンス)を行い議論した。
1.2007年度事業報告(各種利用統計、レファレンス)について
- 前年度より利用者が微減しているが、図書室は、こんな使い方をしたらおもしろい!という企画が必要である。例えば、高校の総合学習での活用や企業の人権担当者のグループ活動での利用、行政関係者への働きかけなどである。
- 利用者を何人にするといった目標をもって企画することも大切ではないか。
- 読書会は、少なくとも継続して実施すべきである。
- 部落史の史料紹介を教師・企業の関係者等を対象に企画してはどうか?
などの意見が出された。
2.利用制限及び非公開図書・資料の選定について
現在、図書資料室で利用制限及び非公開図書に指定されているものについて、1点1点、寺木理事長が内容を確認しながら、再度選定作業を行っている。寺木理事長作成の「部落解放・人権研究所所蔵図書資料閲覧に向けての選択基準メモ」の報告をもとに議論した。
- 基本的に公開のスタンスでやった方がいいのではないか?
- 基準とは、別に不服規定がない(内規)。不服申して審査機関を設けておく必要がある。
3.購入図書の検討について
『部落解放研究』177号(2007年8月)の資料「部落史関係文献目録」に掲載されている高額図書についての購入を検討した。
4.資料の整理・保存について
- 資料調査・資料提供への協力に挙げられている内容は、レファレンスに記入すべきである。
- 現在、『部落解放研究』に連載されている松本治一郎記念会館旧蔵資料の紹介は、いつ完了するのか?
- 資料整理の予算をどのように捻出するのか?
等の意見・質問がだされた。
また、次回図書資料委員会での案件として以下の内容を検討してほしい。
- 外部からまとまった資料提供を受けた時は、どのように対処するのか?
- 外部への資料提供の在り方について
- 「部落解放・人権研究所所蔵図書資料閲覧に向けての選択基準」については、決定する。
などの意見が出された。
(文責:中田理恵子)
|