去る5月12日午後2時28分(日本時間午後3時28分)、内陸部では最大級であるマグニチュード8.0の四川大地震が発生しました。その後、関係方面による懸命の救出活動が展開されていますが、5月26日時点で、死者6万5,080名、行方不明2万3,150名と報じられています。
部落解放・人権研究所の名において今回の地震でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りすると共に、ご家族を亡くされた皆様に心より哀悼の意を表します。また負傷された皆様の一日も早い回復を願っています。
当研究所は1990年以来、中国国家民族事務委員会(中国の少数民族問題を担当する省庁)を通して、少数民族、とりわけ四川省に暮す彝族(いぞく)(いぞく)の人びとと交流を重ねてきています。報道されるところによれば、今回の地震にようる被害は少数民族が暮す地域に集中しています。当面の生活基盤を確保すると共に、今回の被害が甚大なだけに今後の復旧・復興には膨大な資金が必要です。
つきましては、今回の地震で被害を受けられた四川省の少数民族の方々の復旧・復興に向けて、以下の要領で皆様のご支援を訴えるものです。頂きました支援カンパにつきましては、中国の国家民族事務委員会を通して四川省の少数民族地域の復旧・復興に役立てていただきます。できるだけ多くの皆様のご協力をお願いいたします。