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2008.07.17
意見・主張
  

第23回原田伴彦記念基金運営委員会開催される

 去る6月13日、第23回原田伴彦記念基金運営委員会が京都「洛翠」で開催された。冒頭、4月に逝去された村越末男運営委員(部落解放・人権研究所名誉理事長)の死を悼み、参加者一同で黙祷した。次いで運営委員会を代表して上田正昭先生より挨拶を頂いた後、部落解放同盟中央本部の組坂繁之執行委員長から近況報告があり、家族代表の原田信太郎さんをはじめ、参加者の自己紹介が合った。その後、議案に沿って以下の4点について事務局より報告と提案がなされた。

1.第8回原田伴彦・部落史研究奨励金については3名の応募があり、選考の結果、以下の2名の方に奨励金を支給したことが承認された。(以下敬称略)

  1. 家塚智子さん「中世京都における門前の茶屋に関する基礎的研究」
  2. 黒川伊織さん「第一次共産党と水平社-佐野学起草の「1924年2月の日本共産党綱領素案」を手がかりとして-」

 また、部落史関係文献目録作成事業に今年度も引き続き一部助成する事が提案され、承認された。

2.マイノリティ研究会への助成については昨年度(2回)の研究会の2会の詳細な報告がなされた。2008年度については、1.国連人権理事会や国連人権理事会諮問委員会の新たな動向のフォロー、2.「職業と世系に基づく差別」の撤廃にむけた調査・研究、3.「東アジア共同体構想」について、とくに人権とマイノリティの観点からの研究、4.パリ原則を踏まえた国内人権機関の動向、とくに日本における設置に向けた研究等を中心に研究会を開催していく事が報告され、一部助成することが承認された。

3.国連人権理事会へ若手の研究生を派遣する事業については、昨年8月、IMADRジュネーブ代表の田中フォックス敦子さんが逝去され、現状では受け入れが困難となったため事業実施を見合わせたことが報告された。2008年度については「部落問題の今」をめぐる若手研究者の国際ワークショップへの一部助成が提案され、承認された。

4.4007年度決算と2008年度予算案について報告され、いずれも承認された。また、通常のカンパ活動を引き続き継続することが確認された。

(文責:池上真知子)