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2008.08.12
意見・主張
  

厳しい状況下にあっても、部落解放・人権確立に向けた研究所活動に邁進する決意を新たに
-部落解放・人権研究所創立40周年記念式典・レセプション-

 8月2日午後6時より、大阪市内のホテルアウィーナ大阪において部落解放・人権研究所創立40周年記念式典ならびに記念レセプションが約200名の参加のもと、行われました。

 記念式典では、組坂繁之さん(部落解放同盟中央本部執行委員長)、上田正昭さん(京都大学名誉教授)、三輪和夫さん(大阪府副知事)、森下曉さん(大阪市副市長)、藤原安次さん(堺市副市長)より祝辞をいただきました。とくに上田さんからは「部落問題解決にとって厳しい時期だからこそ研究所の役割が期待されており、皆様方の研究所への支援をお願いしたい」とのご挨拶がありました。つづいて友永健三所長が「40年の歩み」についてパワーポイントを使いながら紹介しました。功労者表彰では、寺木伸明理事長、大野町子副理事長と職員の熊谷愛さんがそれぞれ表彰状と不二工房の松尾幸弘さん作による壺が記念品として授与されました。

 記念レセプションは、大西英雄(大阪同和・人権企業連絡会理事長)さんの乾杯の音頭ではじまり、北口末広(部落解放同盟大阪府連合会委員長)さん、金仲燮(韓国・慶尚大学教授)さん、長養敏男(東京人権啓発企業連絡会)さんからスピーチをいただき、あわせておもな参加者が紹介されました。つづいて、阿波木偶箱廻しを復活する会による「三番叟まわし」がアトラクションとして演じられ、最後に友永所長がお礼の挨拶を述べました。

 今日に至る当研究所40年の歩みは、ひとえに皆さまの暖かいご協力とご支援の賜と、心より御礼申し上げます。

 私ども部落解放・人権研究所は、厳しい状況下におかれていますが、この節目を期に、部落差別をはじめあらゆる差別の撤廃と人権社会の確立に向けて、今後さらに邁進していく所存でございますので、今後とも倍旧のご指導、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

祝電をいただいた方々(順不同)

  • 松岡徹(参議院議員、部落解放同盟中央本部書記長)
  • 倉田薫(池田市長)
  • 中田仁公(交野市長)
  • 田中夏木(四條畷市長)
  • 阪口善雄(吹田市長)
  • 奥本務(高槻市長)
  • 淺利敬一郎(豊中市長)
  • 馬場好弘(寝屋川市長)
  • 竹内脩(枚方市長)
  • 西口勇(守口市長)
  • 猪越俊久(埼玉人権啓発企業連絡会代表幹事)
  • 森田俊朗(和宗四天王寺代表役員)
  • 白本忠文(インターユース堺会長)
  • 森山沾一(社団法人福岡県人権研究所理事長)
  • 特定非営利活動法人コリアNGOセンター

    研究所に個人会員(匿名)の方から、40万円の寄付をいただきました。

     去る7月10日、研究所会員の方から40万円の寄付が寄せられました。お手紙には、「研究所をとりまく情勢は厳しいが、引き続き活動を継続してもらいたい。創立40周年なので、40万円寄付します。」とかかれていました。研究所として、衷心より感謝申し上げます。