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2008.10.29
意見・主張
  

「故村越末男先生を偲ぶ会」開催

 去る9月20日、故村越末男先生(研究所前理事長)を偲ぶ会が大阪市内のKKRホテルにて開催されました。全国各地から100名を越える参加者のもと、村越先生が部落問題研究や部落解放運動に果たされた功績やお人柄等の思い出を語り、偲びました。

 呼びかけ人を代表して上田正昭・京都大学名誉教授、その後寺木伸明・部落解放・人権研究所理事長、松岡徹・部落解放同盟中央本部書記長、北口末広・大阪府連委員長、野口道彦・大阪市立大学教授のあいさつがありました。

 また西岡智、大賀正行両研究所名誉理事からは村越先生が高知県から来阪されて活動された経緯や研究所創立に際し尽力されたことについて語られました。その中で研究所設立に際し、周囲の懸念を説き伏し「大阪部落解放研究所」として産声を上げたこと、事務局長として手腕を振るわれたこと、創立当時の村越先生の時代を見据えた見通しと情熱があればこそ研究所が今日40周年を迎えることができたこと等が紹介されました。

 その後、友人の方々の偲ぶ言葉が続き、最期にお連れ合いの村越良子さんから、こころを打つ、ごあいさつと組坂繁之・部落解放同盟中央本部委員長からの閉会のあいさつがあり、参加者一同で献花をしてしめやかに会を終えました。

(文責:池上真知子)