本年3月より4回にわたり開催してきた「貧困・差別と学力問題」研究会の報告書(A4版89頁、実費頒価1000円)が、下記の目次の内容で発刊された。厚生労働省より10月20日、相対的貧困率の年次推移が公表され、最新の2006年度は15.7%(子どもの貧困率は14.2%)とされた。学力保障のためには、こうした「貧困」(差別)問題の視点から、学力問題を検討し、必要な施策を実施していくことが不可欠である。是非、ご一読をお願いしたい。
(目次)
研究会の取り組み概要と3つの「提言」・・・・・・・・・・・・(1)
第1章
子どもの貧困と学力問題―人権教育としての同和教育の視座から・・・・・・・・・・・・・・桂 正孝(12)
第2章
部落の低学力―近年の調査からみえてくるもの・・・・高田一宏(23)
第3章
児童養護施設で生活する子どもの家庭背景と教育達成・・長瀬正子(35)
第4章
ひとり親家庭の子どもの家庭状況と学力・・・・・・・・神原文子(46)
第5章
学校における外国人児童生徒支援のあり方-言語指導の側面から・・・・・・・・・・・・・・・櫻井千穂(57)
第6章
全日制普通科単位制高校における外国人児童生徒支援の取り組み・・・・・・・・・・・・・・・濱名猛志(70)
第7章
学力格差と社会的背景 ・・・・・・・・・・・・・・・志水宏吉(79)
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