本の紹介:『人権CSRガイドライン ― 企業経営に人権を組み込むとは』
(社)部落解放・人権研究所企業部会編、菅原絵美著
B5判並製 100頁 定価1,500円+税
本書は、2010年11月のISO26000(国際標準化機構の社会的責任規格)発効、2011年3月の国連人権理事会「ビジネスと人権に関する指導原則」の承認といった、あいつぐ企業に関連した国際的な人権規範を、日本国内の企業経営にどう具体的に適用できるのかという問題意識のもと、作成された。
大きくは、マネジメントとパフォーマンスの2つの領域で、約140の人権に関する自己診断指標として具体化したもので、企業における全体的な人権状況の把握、改善点、そして取り組み方向などを検討する上での指針として活用できる。
[おもな目次]
発刊にあたって
第1章 なぜ今、人権CSRなのか
はじめに
1 世界のCSRガイドラインにおける人権の主流化
2 ところで「人権」とは?
3 「ビジネスと人権」を考える
4 「国連による企業の人権責任ガイドライン」の確立
5 人権尊重の取組みは企業の市場競争力を高める
6 「人権CSR」とは?
第2章 人権CSRガイドラインとは
1 ガイドラインの問題意識
2 ガイドラインの活用法
3 ガイドラインチェックシート
第3章 人権CSRマネジメント編の解説と好事例
1 解説
2 好事例
第4章 人権CSRパフォーマンス編の解説と好事例
1 解説
2 好事例
【資料】ISO26000等のCSRガイドラインとの対応表
おわりに
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