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意見・主張
 
掲載日:2004.05.10
「人権教育のための世界プログラム」に取り組む決議を採択
(国連人権委員会、2004年4月21日)

―「人権教育のための国連10年」のフォローアップとして―


去る4月21日、スイス・ジュネーブで開催されていた国連・人権委員会で、本年末で終了する「人権教育のための国連10年」のフォローアップに関する決議が採択された。

その内容は、「10年」の取り組みを踏まえ、2005年1月から新たに「人権教育のための世界プログラム」を開始するというもので、第一段階は、2005-2007年までの3年間で、初等・中等教育における人権教育に重点を置くこととされている。

この決議は、コスタリカ政府によって提案されたが、日本を含む40を超す国が共同提案国として名を連ねたが、わが同盟を含む多くのNGO等の働きかけがあった。

 今後、経済社会理事会(6〜7月)、国連総会(9〜12月)で採択される必要がある。特に、12月の総会には、国連人権高等弁務官事務所によって、第一段階のプログラムが提案されることとなっているが、その中に「10年」成果を踏まえその欠陥を補うための働きかけが求められている。

各方面で、今回の決議と、決議を受けた声明を広めよう。

■  「人権教育のための国連10年」のフォローアップに関する決議

■  国連・人権委員会での「人権教育のための世界プログラム」に関する決議の採択(4月21日)
   にあたっての声明(部落解放同盟、部落解放・人権研究所)