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部落解放研究 150号掲載
つながりとぬくもりのある地域と学校

   ――協働と人権のまちをめざして――

岡本 赳夫

 大阪府茨木市立三島小学校には地域の人権意識を高めようと組織された「皆で学ぼう人権の会」がある。それが学校支援組織「ミント」へと発展した経過、そのミントが学校支援組織にとどまらず保護者・地域住民の自己実現の場へと変化してきた経過を報告する。さらに学校を核に生まれた自己実現の意識が地域全体へと視野を広げてできた、住民参加の地域福祉推進研究会「ミカン」の活動を報告する。

 「ミント」と「ミカン」の活動の根底にあるのは人権意識であり、そこでの「協働」を通じて人権意識の基礎が築かれていく。