不登校が大きくクローズアップされ、改めて不登校児童生徒個々の状況に応じた適切な働きかけが急務となっている。そのなかで、適応指導教室は不登児童生徒の自尊感情や自己肯定感を育んだり、教科の学習指導を支援するなど、学校と家庭との中間ステーションとしての役割を担ってきた。しかし、心因性のひきこもり傾向の不登校児童生徒にとって、適応指導教室を活用しにくい状況もある。
そこで、松原市では、それらの児童生徒を対象に、家庭と適応指導教室や学校をインターネットでつなぎ電子メールを通じて心の交流や学習支援を行う「心の窓にアクセス」事業を実施している。
さらに、今年度、魅力あふれる学校を創造するとともに、総合的なネットワークのなかで、不登校児童生徒個々に対し、より効果的な指導・支援をすることを目的に「松原市不登校児童生徒総合支援会議」を設置した。