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部落解放研究 152号掲載
特集

総合学習を通じた不登校児童への働きかけ

幸  隆之

 現在、不登校傾向の児童に対して、学校と関係諸機関が連携して様々な取り組みがなされている。不登校傾向の児童が学校に来るということももちろん大切だが、学校に来てから、仲間との関わりのなかで自分自身を見つめていくことが、より大切になってくる。

 本稿では、不登校傾向の児童が、学校に来てから、日常の集団づくりの取り組みや人権総合学習の取り組みのなかで、どのように変わってきたかを中心に、人権・同和教育の視点から、不登校傾向の児童への対応を明らかにしたい。