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2004.07.07
書籍・ビデオ案内
 
執筆者一覧

ミヒャエル ・ライテラー  駐日欧州委員会代表部副代表・公使
谷本 寛治 (たにもと・かんじ) 一橋大学大学院商学研究科教授
金井 司 (かない・つかさ) 住友信託銀行(株)年金運用部次長
辻 晴芳 (つじ・はるよし) イオン(株)コーポレート・ブランディング部長
岡内 伸二 (おかうち・しんじ) (株)資生堂人事部課長人権啓発グループ
亥野 蔦江 (いの・つたえ) 資生堂販売(株)大阪支社企画統括部お客様担任
新行内久生 (しんぎょうち・ひさお) 近畿日本ツーリスト(株)バリアフリー旅行センター課長
山下 隆章 (やました・たかあき) 香川県部落史研究会会員
西田 芳正 (にしだ・よしまさ) 大阪府立大学社会福祉学部助教授
菅野 正之 (かんの・まさゆき) 広島大学大学院社会科学研究科博士後期課程

編集後記

 今号は種々の事情により、6月の教育特集号と10月の企業特集号を入れ替えるかたちで、企業の社会的責任(CSR)をいかに企業の本業と結びつけて果たすのか、を特集テーマとした。

 巻頭のライテラー論文は、「持続可能な発展」を戦略的目標として掲げた欧州連合によるCSRの位置づけと、その推進について述べる。

 次に谷本論文は、日本におけるCSRの実践について、雇用における人権問題に対する取り組みをはじめ、CSRの規格化まで具体的なあり方を提案する。この両論文を受け、個別企業における具体的なCSRの取り組み例として、住友信託銀行のCSRと企業年金型SRIに関する金井報告、人間尊重をめざすイオン(株)の顧客中心の経営に関する辻報告、(株)資生堂の高齢者・障害者向け「身だしなみ講座」を中心とする岡内・亥野報告、近畿日本ツーリスト(株)のバリアフリー旅行センターにおける旅行の企画・実施に関する新行内報告を掲載した。

 他に、融和主義的性格の強かった香川県水平社の運動を、『四国同胞新聞』の分析から描いた山下さんの論文を収録した。(K)