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■当研究所が編集・発行する出版物、研究紀要、人権啓発教材、英語書および各種ニュースレターなど。
浅尾 篤哉
三浦の中で終始一貫していたのは既成教団への批判であり、そのための実践を説いたことである。しかし、なぜ実践が必要なのか十分な説明はなかった。
一方、日中戦争において「東洋平和」のために勝利することを主張する。そこには、本格的な親鸞理解にはいたらず、国家神道を信仰の上で批判できない、真諦=仏教、俗諦=「東亜共同体」建設、とする真俗二諦としての真宗信仰が存在していたといえるだろう。