本稿は英国でスタートした拡張学校(extended schools)プロジェクトのレビューである。世界でコミュニティの活性化が戦略的重要性を帯びてくるなか、英米では学校とコミュニティの連携・協働により新しい価値を生産しようとする動きが強力に推進されている。
拡張学校は、学校と地域サービスを有機的に連携させることでコミュニティの持続的成長を促そうとする国家的試みであり、社会的統合(socialinclusion)政策の一つの柱でもある。
この試みは日本の教育コミュニティ創造にとっても大きな示唆となるはずだ。
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