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部落解放研究 168号掲載 「差別糾弾闘争の法的根拠」についての一考察 内田　博文 　「糾弾」に関する法務省見解は見直しが必要になっているのではないか。裁判例が「糾弾」の法的根拠とした「正当行為」の中心的要件の「同意」について、差別者の「人間回復」を図る観点から動態的な構成が検討されねばならない。 　この検討に関しては、被差別者の当事者運動の持つ格別の意義が正しく評価されねばならない。「正当防衛」によって正当化される場合がありうるかについても検討が必要ではないか。