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2006.05.02
書籍・ビデオ案内
 
国による学力調査から何を学ぶのか
-OECDのPISA調査を中心に-

小倉  康

国は児童生徒の学力と学習に対する意識の両面で、現状を把握し課題を明らかにするために、国内では教育課程実施状況調査を実施し、国際的にはTIMSS調査とPISA調査に参加してきた。

例えばPISA調査結果から、日本における学力の学校間格差は国際的に大きく、生徒間の学力格差の程度も大きいこと、そして、家庭の教育環境の格差が学力の学校間格差に強く結びついていることがわかっている。

今後「学力の高い層をより増加させ、低い層を低減する」とともに、学力のみならず、学習意欲面を改善することが重要である。