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■当研究所が編集・発行する出版物、研究紀要、人権啓発教材、英語書および各種ニュースレターなど。
部落解放研究170号(2006.06)
志水 宏吉
今日の日本の教育改革は、イギリスのかつてのサッチャー路線をひた走ろうとしているが、ブレア率いる現在の労働党内閣は、「第三の道」を標榜し、かつてのニューライト的路線の修正を図ろうとしている。
市場原理によるパフォーマンスの向上をめざす部分には手をつけないが、教育の公正や平等という視点にも配慮した教育政策をとるようになっているのである。
そのもとで、三〇年ほどにわたって展開されてきた「効果のある学校」論の枠組みと研究成果とが、教育政策の立案・評価に積極的に利用されるようになってきている。