第一部■ドラマ構成による問題提起
ある小さな貿易会社での出来事。
取引会社の社員住所録、飲み会などの連絡網づくり、訃報、顧客拡大のための商品応募アンケート、ミスコピー用紙のリサイクル、退職者への身元調査、採用調査、お客様の個人情報等、私たちの日常の風景の中からプライバシー問題を考え、他人の人権に対して鈍感だと、めぐりめぐって自分の人権も危うくなることに気づく。
所要時間●ドラマ部/約15分
第二部■CGと資料を使った解説
個人情報とは、氏名・住所・電話番号・年齢などその個人が特定出来るすべての情報をいう。
プライバシー権は、最初ジャーナリズムによる有名人の私生活の暴露に対して、「そっとしておいてもらう権利」として主張された。情報化社会の今日では「自己情報コントロール権」として認識されている。
企業のグローバル化にともないOECDが国際基準を提起、プライバシーの保護原則として確立されてきた。その具体化として、日本でも法整備が進みつつある。
所要時間●解説部/約13分