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■当研究所が編集・発行する出版物、研究紀要、人権啓発教材、英語書および各種ニュースレターなど。
注文書(PDF)
第1部 ドラマ構成による問題提起
ある市民劇団での出来事。「眠る少女」と題するお芝居を演出している。
「隠す」という意識をテーマに劇団員にショートコントなどの課題が出される。
団員たちは、自らの隠したことの体験を語り合いながら、「隠して生きる」ことの精神的な負担や苦痛について考える。
「そっとしておけば・・・」解決すると主張する団員。その悪気ない言葉が、被差別当事者に与える抑圧に気づきはじめる。
解説部 第2部 CGと資料を使った解説
「そっとしておけば自然と差別がなくなる」と考えている人が少なくないことは人権意識調査の結果から明らかになっている。
しかし、結婚や就識等に際して「そっとしておけば…」という前提そのものが成立しない差別の現実がある。「寝た子を起こすな」という考え方は、差別をなくすための積極的な取り組みを否定し、被差別当事者が差別を受けても抗議の声を上げずに忍耐することを求める思想である。
これは、部落出身者だけでなく在日韓国・朝鮮人、障害者、セクシュアルマイノリティ等にも共通する解放の課題である。ありのままの存在が肯定され、自らのアイデンティティに誇りをもって生きることの出来る社会のあり方を考える。