7月末に佐賀県唐津市で開かれた第38回部落解放全国高校生集会での分科会報告の内容をもとに、佐賀新聞が3回の連載記事を掲載しています。部落 解放全国高校生集会は、同和対策事業として実施されていた成績基準や所得制限のない「解放奨学金」を受けている被差別部落の高校生を中心に交流の場として 始まった全国集会です。
佐賀新聞の連載では、<1>佐賀県で2005年度より始まった成績基準のない奨学金に予定の100人をはるかに越える450人の応募 があったことに見られる経済格差と教育格差の進行と部落問題、<2>佐賀県内の部落出身の高校生22人中、集会に参加したのは9人という事実 の意味すること、<3>分科会「反差別・人権のネットワークづくり」での在日韓国人高校生の発表と思いと参加者の反応、が報道されています。
高校生という若い世代の意識を知る上でも貴重な連載記事です。