- 2007年3月15日 中日新聞 名古屋 被差別部落サイト作成者を告発 県警に解放同盟県連合会
- 2007年3月29日 読売新聞 大阪・夕刊 ネット中傷被害8037県 前年比39％増、事件57件
今日、匿名性の高いインターネット上では、極めて悪質な誹謗中傷事件が多発しています。特に、今日では、匿名で書き込むことが可能な掲示板を容易に開設することができ、しかも全国すべての学校を対象とした掲示板も存在するとのことです。これらの掲示板を用いて、特定の個人を誹謗・中傷し、不登校や転校、さらには自殺にまで追い込まれるケースが続発しています。警察庁の調べでは、全国の警察に寄せられた被害相談が、2006年で8037件に登るそうです。
また、このような匿名性の下での誹謗中傷は、部落差別にも波及しています。「２ちゃんねる」をはじめとする匿名性の高い掲示板では、被差別部落や部落出身者、運動団体への誹謗中傷は日常茶飯事となっており、さらには、被差別部落の地名や地図を掲載し、その地区の歴史や現状を画像も含めて掲載するサイトまで出現しています。
これらの状況に対処するには、掲示板・サイトの削除や加害者の特定をいかに迅速に行うかという事後的な取り組みとともに、匿名性にいかに克服するかが課題となっています。
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