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書籍・ビデオ案内
 
「これからはユニバーサルデザイン」の風潮に対し、モノから、サービス、情報、都市のデザインまで、現実のバリアを克服する地道な実践の数々に、人権を具体化する道筋を見る。


川越利信・井上明共著
A5判・約160頁・4月発行・定価1800円+税
ISBN4−7592−6109−5

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もくじ

はじめに

第1章 モノとサービスのバリアフリー

1. バリアフリーを世に押し出した人びと

2. 福祉用具と共用品

1. 福祉用具
2. 共用品
3. バリアフリー商品
4. バリアフリー・デザインとユニバーサル・デザイン

3. 共用品・共用サービスのパイオニア

1. 日本ライトハウス
2. 日本点字図書館用具利用サービス課
3. RIDグループ
4. ワールドパイオニア
5. 日本玩具協会
6. オリエンタルランド
7. 花王
8. E&Cプロジェクト(現財団法人共用品推進機構)

* 活動その1「調査」
* 活動その2「商品・サービスへの配慮点の検討と標準化」
* 活動その3「普及・啓発」
* 国際標準化をめざして

9. E&Cプロジェクト関西(現財団法人共用品推進機構関西会議)

第1章 情報のバリアフリー

1. 心のバリアを除去するために
2. 情報のバリアフリー——JBS日本福祉法放送の試み

1. 視覚障害者向けラジオ放送の開始
* 視覚障害を補完する情報支援
* 「新聞が聴ける」ラジオ番組/
* テレビ放送を通じた社会啓発

2. CSテレビによる「福祉放送」
* 伝わらない障害者の思い
* 多チャンネル時代の情報障害
* テレビ・メディアの活用
* 視・聴覚障害者のための情報支援
* アクセス手段―キャプション
* めざすはモデル・チャンネル


3. JBS日本福祉放送の運営

1. ラジオ番組
2. テレビ番組


4. どんな情報を発信するのか

1. ラジオ番組―視覚障害者向け専門放送
2. テレビ番組―福祉・啓発のための情報発信


5. どう受信するのか

第3章 都市のバリアフリー

1. はじめに——都市のバリアフリーとは

1. 科学技術で克服した巨大バリア
2. 未解決のバリア―歩道の不快
3. バリアフリーの精神


2. 三つの事例——子どもたちへのまなざし

1. 萱島・新町家プロジェクト

* 住民参加の「家・まちづくり」
* コーポラティブ方式―家を「買う」から「つくる」へ
* コーポ住宅推進協議会
* 定期借地権―「所有」から「利用」へ
* 子どもたちへのメッセージ
* ついに完成

2. 自由農園構想

* 都市と農村の新しい関係づくり
* ネイチャーフィールド協会
* 自家農園と田園住宅
* 遊びに市民権を

3. 東園田八丁目まちづくり

* 震災復興を契機としたまちづくり
* まちづくりの提案者となった子どもたち
* 八丁目グリーンネットワーク構想


3. 大規模プロジェクトの新しい動向

1. 東部新都心HAT神戸・灘の浜
2. 女性から女性へのまなざし―六甲アイランドCITY
3. 新しい傾向


4. まちづくり活動への期待

1. 市民主体でつくるバリアフリー
2. 都市について語る会―「京阪神都市フォーラム」
3. 市民と行政―象徴としてのバリアを超えて
4. 足元から考えるバリアフリー―リハビリ経験を手がかりに
5. むすび

資料バリアフリー年譜

あとがき

引用・参考文献/連絡先一覧