再発見の楽しい旅に―序にかえて
(古代〜近世前期)
1.列島社会像の再発見へ 網野善彦
2.タブーと差別 山内 昶
3.王権論・都市論と検非違使 丹生谷哲一
4.絵画資料からみた被差別民 青盛 透
5.女武者巴と遊女金 細川涼一
6.「的張会」をになった夙と穢多 森田康夫
7.善阿弥の家 川嶋將生
8.もののけ姫とタタラ師 笹本正治
9.砥石と被差別民 斎藤洋一
10.越後・阿賀北のタイシ 佐藤泰治
11.大坂の骨細工職人 久保和士
12.キリシタン類族と差別 小西愛之助
13.生類憐み政策と人命・人権 塚本 学
(近世中後期)
1.「たたき」とよばれた芸能者 中村久子
2.弾左衛門役所の印判 大熊哲雄
3.芸能の民「ささら」の変遷 和田 勉
4.入会差別に抵抗した人びと 安達五男
5.巫女村と「筋目」 吉田栄治郎
6.排除された砂糖黍づくり 山下隆章
7.雨を乞う「かわた」 寺木伸明
8.火薬製造と死牛馬処理 布引敏雄
9.竹筬作りの「再発見」 藤沢靖介
10.解剖のはなし・幕末佐賀藩の場合 中村久子
11.三つに別れていた木津村文書 中尾健次
(近代
1.文明開化と差別 今西 一
2.芸能と鑑札 熊倉功夫
3.氏子加入の実現と差別 安達五男
4.部落・寺子屋・小学校 吉田栄治郎
5.村の分合と差別意識 服部 敬
6.士族になった「部落民」 小林丈広
7.『破戒』の新しい読み方 柴谷篤弘
8.初めての謝罪状 朝治 武
9.融和団体・保守政党と水平社 重松正史
10.あるアナキスト活動家 三原容子
11.「朝鮮牛」と日本の皮革産業・考 滝尾英二
12.優生思想と差別 藤野 豊