序章
1 これまでの同和教育の歴史と課題
2 キー概念としての「みつめる」「つながる」「語る」
3 心理学的アプローチの必要性
第1章 自己をみつめる
1 「みつめる」ことは自己洞察
2 教師のカウンセリングと感情の把握
3 生活背景の洞察をうながす
4 社会的背景の洞察へと
第2章 他者とつながる
1 「つながる」行為は人間関係づくり
2 子ども集団をどう分析するか
3 集団の構造改革から「いじめ」をなくす
4 人間関係づくりのスキルを
5 「思い」でつながる人間関係へと
第3章 自己を語る
1 「語る」ことは自己開示
2 自己開示は受容的人間関係から
3 自己開示の機能とは
4 決意表明としての自己開示
5 共感性をうながす
第4章 個のアイデンティティ形成をめざして
1 「みつめる」「つながる」「語る」の相互作用性とアイデンティティ
2 被差別部落の子どものアイデンティティ形成史からみえるもの
3 立場宣言の問うもの
4 これまでの同和教育の意義と今後の発展のために