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書籍・ビデオ案内
 
自らをみつめ、語り、仲間とつながる―。
同和教育の古典的手法ながら、今日、人権教育の基礎となるべき実践を、子どもたち自身の語りから心理学的に深く掘り下げ、評価し直す。

子どもの心がひらく人権教育
 アイデンティティを求めて

松下一世(大阪府松原市立天美南小学校教諭)
(解放出版社、1999年3月、四六判185頁、1700円)

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もくじ

序章
 1 これまでの同和教育の歴史と課題
 2 キー概念としての「みつめる」「つながる」「語る」
 3 心理学的アプローチの必要性

第1章 自己をみつめる
 1 「みつめる」ことは自己洞察
 2 教師のカウンセリングと感情の把握
 3 生活背景の洞察をうながす
 4 社会的背景の洞察へと

第2章 他者とつながる
 1 「つながる」行為は人間関係づくり
 2 子ども集団をどう分析するか
 3 集団の構造改革から「いじめ」をなくす
 4 人間関係づくりのスキルを
 5 「思い」でつながる人間関係へと

第3章 自己を語る
 1 「語る」ことは自己開示
 2 自己開示は受容的人間関係から
 3 自己開示の機能とは
 4 決意表明としての自己開示
 5 共感性をうながす

第4章 個のアイデンティティ形成をめざして
 1 「みつめる」「つながる」「語る」の相互作用性とアイデンティティ
 2 被差別部落の子どものアイデンティティ形成史からみえるもの
 3 立場宣言の問うもの
 4 これまでの同和教育の意義と今後の発展のために