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全国水平社80周年に、水平社とその運動に関わる研究に新たな地平を拓く書が誕生する。24名の多彩な執筆者が、斬新な切り口から未開拓のテーマに挑戦し、通説を問う論を展開する。

近代日本と水平社

●秋定嘉和・朝治武編著
A5判・上製・565頁・3月発行・定価9000円+税
ISBN4−7592−4111−6

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もくじ

発刊にあたって 友永 健三

水平社に関する研究史と本書の概要 秋定 嘉和

第一部 水平社の歴史的位置

国民国家と水平社 今西  一

被差別部落と性差別 黒川みどり

大逆事件後の融和政策 八箇 亮仁

水平社創立と民衆―奈良県の事例から― 関口  寛

『同和通信』と初期水平社 金井 英樹

「暴力行為等処罰法」の成立とその発動 廣畑 研二

日本水平社の主張と運動 朝治  武

第二部 地域社会と水平社・融和団体

水平社未組織県における部落解放運動史―神奈川県・富山県の場合― 藤野  豊

信濃同仁会と長野県水平社 中山 英一

愛知地方における部落問題と水平社運動 斎藤  勇

一九二〇年代の滋賀県水平社と地域社会 吉村 智博

一九二〇年代前期の町村会選挙と奈良県水平社 井岡 康時

一九三〇年代前期奈良県水平社の動向 守安 敏司

兵庫県水平社運動と労農運動 高木 伸夫

全四国水平社の軌跡 増田 智一

高知県水平社と農民組合 吉田 文茂

長崎県水平社の動向 阿南 重幸

第三部 部落差別に向き合った人々

キリスト者と水平社―留岡幸助の部落問題論― 田中 和男

共産主義者・中川誠三と全国水平社青年同盟―「裁判調書」よりみた― 久保 在久

愛媛県水平社の緒戦を飾った二人の戦士 秋本 良次

和歌山県田辺町民の部落差別と融和主義者の行動 藤井 寿一

戦前・戦中の三重県松阪と上田音市 宮本 正人

戦時下における京都市の改善事業と朝田善之助 前川  修

あとがき