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 時代の変化は私たちの予想を越えて進んでいる。
 変化に飲み込まれるのではなく、逆にチャンスとして部落解放運動が新しい人権情報発信組織たるにはどんな政策が必要か。

人権の時代をひらく

創造へのヒント

北口末広 著
2002年12月発行
978-4759210200

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もくじ

はじめに

第1章 同和・人権行政創造へのヒント

  1. 関係性を変える政策創造を-政策創造ほど面白い事はない-
  2. 同和地区はなくなったか-特別法失効と同和地区-
  3. 法からではなく現実から出発を-部落の概念を曖昧にしてはならない-
  4. 社会的課題を解決するのに大きく貢献-一般施策を活用した同和行政の創造で-
  5. 「人権相談」から政策の立案・具体化へ-多くの人々の共感を得る一般施策の改革・創設-

第2章 人権相談システム創造へのヒント

  1. 電子空間上の人権救済・相談機関の創設を
  2. 21世紀の同和行政のキーワード「人権相談」-特別措置から一般施策の活用・改革・創設-
  3. 人権相談システムがもつ機能-今、なぜ「人権相談」なのか-
  4. 進化する人権相談システムの必要性-時代とともに変化・発展するシステム-

第3章 現状把握のための視点創造へのヒント

  1. 国際的視点と現場的視点-現場の課題に国際的視点を-
  2. 未来の視点、過去の視点-正しい方針を立案するために-

第4章 部落解放運動創造へのヒント

  1. 原則性と先見性が求められる変革の時代
  2. 人権スパイラルを防げ-危機を好機に-
  3. 現状・戦略・組織を明確に-「特別法」失効をチャンスに-
  4. 人材がすべてを決する-人材が結集するシステムを-

第5章 差別糾弾闘争創造へのヒント

  1. 差別糾弾闘争をどうするのか
  2. 差別糾弾闘争の原則
  3. 時代に応じた差別事件への取り組み
  4. 人権救済システムの充実に向けて

第6章 電子空間人権システム創造へのヒント-インターネット上における差別撤廃課題-

  1. インターネットの特色と差別事件
  2. ネット上の差別事件をふまえた課題

第7章 人権教育創造へのヒント-「人権教育のための国連10年行動計画」と今後の課題-

  1. 「啓発主義」の克服と人権教育の深化
  2. 多様な同和教育教材とカリキュラムの創造を
  3. 情報化社会と人権教育

第8章 地域人権保障システム創造へのヒント-アジア・太平洋地域における国際人権保障-

  1. 国際連合と人権
  2. 人権の「普遍性」「不可分性」「非選択性」
  3. 内政不干渉の原則と国際関心事項としての人権
  4. アジア・太平洋地域の人権状況
  5. アジア・太平洋地域における国際人権保障システムの展望

あとがき