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03.08.12
書籍・ビデオ案内
 
「なんで企業が人権に取り組むの?」「差別がいけないなんて、言われなくてもわ かってる」…。どうしたらそんな社員と一緒に人権への気づきを生み出せるだろう? 日々、自問自答を繰り返し啓発に取り組んできた著者の語りが、職場や地域・学校で人権啓発に取り組む人びとの共感を呼んだ『ヒューマンライツ』の好評連載の単行本化。

人権の扉をたたく
―啓発担当者の想いから

竹内 良著
四六判 並製 198ページ 1700円+税
ISBN4-7592-2333-9
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もくじ

人権担当者が焼き鳥屋で〜担当者としての想いの原点

1.ちょっと考えてみませんか?

企業が人権に取り組むわけ
自分が問われるということ〜社員に対する偏見
ある支社で〜表現には気をつける?
新入社員の感想文〜在日朝鮮人としての想い
肩書きを取って残るものは〜一面で評価してしまうこと
夜行列車の車窓〜ジェンダーと表現
元気をもらう全同教〜学力保障と企業責任

2.ホンモノの研修をめざして

人権研修の組み立て方
企業の社会的責任〜さらにコーポレートシチズンシップ、社会的責任投資へ
風薫るの候に想う〜考えるきっかけ、気づき、行動を起こす力
差別と区別ということ
主語を一人称にして〜差別語、差別表現について想うこと
ささいなことではない〜偏見に直面したときに
今年の新入社員研修から〜「性差別」をめぐる質問に答える
人権の周縁にあるもの〜「おもいやり」考・相手の立場には立てないけれど
夏休みに想うこと〜知識としての人権から自分を掘り下げて
ホンモノの研修〜リスクマネージメントと考えることの誤り

3.私を原点に導いた出会い

答えにくい質問〜自分を大切にするということ
一人称で考えるきっかけ〜自分の意見をもつということ
慙愧の念〜人を刺す何気ない一言
同時多発テロ事件と人権〜出来るだけ引き寄せて考える
私を揺さぶった全同教〜出会いを求めて
出会いということ〜被災地神戸と人権
被差別部落の半生に学ぶ
他愛のないこと、とても大切なこと

短いあとがき