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■当研究所が編集・発行する出版物、研究紀要、人権啓発教材、英語書および各種ニュースレターなど。
効果のある学校 -学力不平等を乗り越える教育-
鍋島祥郎 著 A5判・158頁・12月15日発行・定価1,600円+税 ISBN4-7592-2031-3 注文する
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序章 教育デフレーション 教育政策の無力さ 受験競争批判の行方 学制草創期から続いた教育インフレ政策 教育デフレーションへの転落 学力低下論の階層性 「効果のある学校」は存在する 第1章 トリプル・エクスプロイテーション:今日における階層性と教育不平等 調査の概要 階層による教育不平等 進路格差の実態 属性と教育達成に関する先行研究 階層的不平等の背後にあるもの 進学資金準備の心がけが左右する進路 なぜ進学資金を準備しないのか 娯楽的モノの買い与え テレビが学力と進路に及ぼす負の影響 テレビは人生観をも歪める 階層によって異なる保護者の期待 親の期待の違いがもたらす進路の違い トリプル・エクスプロイテーション(三重の搾取) 第2章 エフェクティヴ・スクール論 エドモンズのエフェクティヴ・スクール論 「効果のある学校」の基準 「効果のある学校」の特徴 校長のリーダーシップ/教員集団の意思一致/学習環境/教員の姿勢/学力測定とその活用 日本の「効果のある学校」を探す 学校効果の集計 「効果のある学校」の存在 日本の「効果のある学校」の特徴 学校効果の経年比較 エフェクティヴ・スクール論の学力観 コールマン調査とエフェクティヴ・スクール研究 エドモンズの学力観 教育意図・目標の重視/マスタリー/教育目標の一元化/最優先課題としての アカデミック・アチーヴメント(学業達成) エドモンズへの批判 脱学校論 vs. エフェクティヴ・スクール論 学校無力論 学校は本当に無力なのか 第3章 アメリカの教育とエフェクティヴ・スクール アメリカの朝 「効果のある学校」を訪ねて 登校 朝食 スクールバス 忠誠の誓い 学校に来なければ学ぶことはできない スクールカウンセラー 100%クラブ 学力補充 学校に来ることの意味 私の中の学校、学校の中の私 弟は無実だ! 学校アイデンティティ 複式学級 「効果のある複式学級」をめざして 言語はすべての基礎である 指導力量の不足をどう補うか 危機に立つ国家 アメリカの学校改革 メリ−ランド州プリンスジョージ郡の学校改革 メリーランド州学力評価プログラム プリンスジョージ郡の新教育長 教育政策のボトムライン 埋もれゆくエフェクティヴ・スクール論 パブリックスクール、プライベートスクール 私の非識字体験 公立学校の不平等 私学の公益性 私学流出 私学の存在意義 公立学校はすべての子どもたちのもの 私学における文化多元主義 階層化する都市部の私学 全米インディペンデント・スクール協会 多様性を尊重する私学をめざして 再び、私学の公益性とは何か アフリカ中心主義と学力平等 学力形成とセルフ・エスティーム アフリカ中心主義とは何か アフリカン・センタード・スクール ウォーカー・メソッド アフリカ中心主義は排外主義なのか セルフ・エスティームとエフェクティヴ・スクール論 第4章 「効果のある学校」をめざして 学校改革はなぜ必要か ある被差別部落の現実からの出発 何が問題なのか? 「解放塾」の設立がもたらしたもの エフェクティヴ・スクール論との出会い 学力調査の結果をどう受けとめるのか エフェクティヴ・スクール論を現場に エフェクティヴ・スクール論による学校再生 1991年、夏 かやのタイム 壁のない学校 合同算数 お話シャワー 持続する学校改革へ 人権を柱とする総合学習 萱野小学校の秘密 終章 ポスト成長期の学校教育システムと教育平等 教育不平等の社会 階級分節化のゲーム 不況のなかの教育不平等 ポスト成長期の教育政策 マクロ政策的エフェクティヴ・スクール論 学ぶことが報われる社会へ 文献一覧 あとがき
序章 教育デフレーション
第1章 トリプル・エクスプロイテーション:今日における階層性と教育不平等
第2章 エフェクティヴ・スクール論
第3章 アメリカの教育とエフェクティヴ・スクール
第4章 「効果のある学校」をめざして
終章 ポスト成長期の学校教育システムと教育平等
文献一覧 あとがき