はじめに
1 「人権教育10年」の成果と課題
「人権教育10年」の成果
- 人権文化の創造構築
- 学習者中心の学び
- 「我がこと」としての人権
- 育てるべき力や資質の明確化
- 組織的体系的な取り組み
- ネットワーク化
- 世界の人権教育との対話
「人権教育10年」:残されている課題
- 安全、安心、自由が脅かされる日常
- 個別人権分野間の不均等発展
- 自立した主体モデルの強調
- 「部抜き、差抜き」の人権
- 海外の概念やカタカナ語の導入による混乱
「外来」の「新しさ」に引っ張られないように
2 「世界プログラム」と人権文化
「世界プログラム」の組み立て
「世界プログラム」の行動計画
人権教育の領域
人権教育活動の9原則
世界水準の人権文化と日常世界の人権文化
人権とは何か
人権の3つのレベル
3 人権教育とは
人権教育の4つの側面
- 人権としての教育 (education as a human right)
- 人権についての教育(education on or about human rights)
- 人権を通じた教育 (education in or through human rights)
- 人権のための教育 (education for human rights)
「世界プログラム」における人権教育の特徴的なとらえかた
権利に根ざした教育
人権教育の利点の強調
初等中等学校制度における人権教育の構成要素
人権教育のABC:2004年
教科教育における人権学習
多重知性の考え方
人権概念の発達段階
4 人権教育学校をつくる
「世界プログラム」のもうひとつの特徴:戦略的推進の考えかた
「人権教育学校」をつくる
シアトル(アメリカ)での体験から
- 学校で
- 企業の関わり
- 公共機関の関わり
- 宗教組織の関わり
5 人権教育における知識スキル態度の枠組み
知識スキル態度の枠組み
知識スキル態度の枠組みの意義と課題
育てるべき人間像とその資質力
心理学の枠組みでとらえ直す必要性
認知情意精神運動
人権教育における知識の重要性:「知」の三類型
- 人権のとらえ方についての知
- 人権問題についての知
- 人権の行使に関する知
人権教育における態度の重要性
人権教育におけるスキルの重要性
人権教育における行動の重要性
6 文科省:「人権教育の第一次とりまとめ」に関わって
「第一次とりまとめ」の課題
さいごに:今後の課題
- 学校教育
- 社会教育