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更新日●2005.11.14
書籍・ビデオ案内
 
こらからの人権教育はどうあるべきか。人権教育に関する理論と実践の今日的到達点と課題を明らかにし、世界プログラムの意義と重要性をわかりやすくとく。さらに国際的な流れから学びとるべき視点を提案。人権教育の入門書。


ヒューマンライツベーシック

解説と実践 人権教育のための世界プログラム

平沢安政著
A5判、並製、136頁、定価1400円+税
ISBN4-7592-8400-1 2005年12月10日発行
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もくじ
はじめに

1 「人権教育10年」の成果と課題

「人権教育10年」の成果

  1. 人権文化の創造構築
  2. 学習者中心の学び
  3. 「我がこと」としての人権
  4. 育てるべき力や資質の明確化
  5. 組織的体系的な取り組み
  6. ネットワーク化
  7. 世界の人権教育との対話

「人権教育10年」:残されている課題

  1. 安全、安心、自由が脅かされる日常
  2. 個別人権分野間の不均等発展
  3. 自立した主体モデルの強調
  4. 「部抜き、差抜き」の人権
  5. 海外の概念やカタカナ語の導入による混乱

「外来」の「新しさ」に引っ張られないように

2 「世界プログラム」と人権文化

「世界プログラム」の組み立て
「世界プログラム」の行動計画
人権教育の領域
人権教育活動の9原則
世界水準の人権文化と日常世界の人権文化
人権とは何か
人権の3つのレベル

3  人権教育とは

人権教育の4つの側面

  1. 人権としての教育 (education as a human right)
  2. 人権についての教育(education on or about human rights)
  3. 人権を通じた教育 (education in or through human rights)
  4. 人権のための教育 (education for human rights)

「世界プログラム」における人権教育の特徴的なとらえかた
権利に根ざした教育
人権教育の利点の強調
初等中等学校制度における人権教育の構成要素
人権教育のABC:2004年
教科教育における人権学習
多重知性の考え方
人権概念の発達段階

4  人権教育学校をつくる

「世界プログラム」のもうひとつの特徴:戦略的推進の考えかた
「人権教育学校」をつくる
シアトル(アメリカ)での体験から

  1. 学校で
  2. 企業の関わり
  3. 公共機関の関わり
  4. 宗教組織の関わり

5  人権教育における知識スキル態度の枠組み

知識スキル態度の枠組み
知識スキル態度の枠組みの意義と課題
育てるべき人間像とその資質力
心理学の枠組みでとらえ直す必要性
認知情意精神運動
人権教育における知識の重要性:「知」の三類型

  1. 人権のとらえ方についての知
  2. 人権問題についての知
  3. 人権の行使に関する知

人権教育における態度の重要性
人権教育におけるスキルの重要性
人権教育における行動の重要性

6  文科省:「人権教育の第一次とりまとめ」に関わって

「第一次とりまとめ」の課題
さいごに:今後の課題

  1. 学校教育
  2. 社会教育

参考文献

資料・・・1 人権教育のための世界プログラム
資料・・・2 人権教育のための世界プログラム第1段階(2005年-2007年)のための修正行動計画
資料・・・3 添付文書 初等中等学校制度における人権教育の構成要素