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更新日●2005.12.13
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部落問題やカースト差別などは今日、「職業と世系に基づく差別」という概念で国際社会では議論されている。南アジア諸国、アフリカなどにも同様の差別が存在し、全世界で約二億五千万人の人々がこの差別を被っていることも分かってきた。本書は、日本からの問題提起の経過や国連機関での最新の議論や関連文書を集約した。


日本から世界への発信
職業と世系に基づく差別

(社)部落解放・人権研究所編
A5判 262頁 定価2200円+税
ISBN4-7592-6332-2  C0036
2005年12月10日発行
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もくじ
発刊にあたって 

第1部 「世系差別」の撤廃に至る前史

第1章 人種差別撤廃条約における「世系」への注目と国際連帯への過程 友永健三
第2章 人種差別撤廃条約のインド政府報告書審議以降の動向 友永健三

第2部 世界における「世系差別」

第1章 部落差別              友永健三
第2章 カーストに基づく差別    ヒューマンライツ・ウォッチ

第3部「世系差別」の撤廃に向けた動向

第1章 人種差別撤廃委員会の動向  村上正直
第2章 「職業と世系に基づく差別」に関する人権小委員会の取り組み  横田洋三 

第4部 今後の課題

第1章 国際社会における戦略    田中フォックス敦子
第2章 国際社会への日本の発信―日本の法政策等への提言 友永健三  


資料編 

<1>   人権小委員会関係

資料1-1 人権小委員会決議2000/4 職業及び世系に基づく差別
資料1-2 職業及び世系に基づく差別 小委員会決議2000/4に基づいて提出されたラジェンドラ・カリダス・ウイマラ・グネセケレ氏の作業文書(E/CN.4/Sub.2/2001/16)  
※グネセケレ報告における日本に関する記述に対する訂正、追加、要望
資料1-3 職業及び世系に基づく差別 小委員会決議2002/108に基づいて提出されたアスビョーン・アイデ氏と横田洋三氏の拡大作業文書(E/CN.4/Sub.2/2003/24)
資料1-4 人権小委員会決議2003/22 職業及び世系に基づく差別
資料1-5 職業及び世系に基づく差別 アスビョーン・アイデ氏と横田洋三氏の拡大作業文書(E/CN.4/Sub.2/2004/31)
資料1-6 人権小委員会決議2004/17 職業及び世系に基づく差別
資料1-7 職業及び世系に基づく差別 横田洋三および鄭鎮星による予備報告要約(E/CN4/Sub.2/2005/30)
資料1-8 人権小委員会決議2005/22 職業及び世系に基づく差別

<2>人種差別撤廃委員会関係

資料2-1

世系に基づく差別に関する一般的な性格を有する勧告 XXIX
(CERD/C/61/Misc.29/Rev.1 2002年8月 22日 )

<3>他の条約機関の勧告  

資料3-1 人種差別の撤廃に関する委員会 第58会期人種差別の撤廃に関する委員会の最終見解(外務省科仮訳)
資料3-2 自由権規約委員会の最終見解(外務省科仮訳)
資料3-3 社会権規約委員会最終見解(外務省科仮訳)
資料3-4 女子差別撤廃委員会最終所見(外務省科仮訳)
資料3-5 児童の権利委員会最終見解(外務省科仮訳)

<4>部落解放同盟中央本部 

資料4-1 「『職業と世系に基づく差別』を撤廃するための原則と指針」の策定に向けた提言〜日本における部落差別撤廃の取り組みの経験を踏まえて (2003年12月部落解放同盟中央本部)